「共同参画」2014年1月号

「共同参画」2014年1月号

共同参画情報部 News

News 1 < 内閣府 > 「配偶者暴力防止法に基づく基本方針」について

配偶者暴力防止法において主務大臣は、都道府県や市町村が定める基本計画の指針となる基本方針を定めることとされています。平成26年1月3日に施行された改正法により、「生活の本拠を共にする交際相手からの暴力及びその被害者」についても、配偶者からの暴力及びその被害者に準じて同法の適用対象となりましたので、それに伴う規定の整備等のため、この度、基本方針を改正しました。基本方針の詳細については、こちらの内閣府ホームページをご覧ください。(http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/law/index2.html


News 2 < 内閣府 >  男女共同参画宣言都市奨励事業(雲南市)開催報告

昨年11月30日、島根県雲南市において「雲南市男女共同参画宣言都市記念式典」が開催されました。掛合太鼓ジュニアの勇壮な太鼓演奏で幕を開け、式典では、感謝状贈呈、宣言文群読、内閣府からの情勢報告が行われました。オリジナル絵本製作発表もあり、今後の雲南市男女共同参画サポーターの活動が益々期待されます。記念講演は、育児漫画家の高野優さん。マンガを描きながらお話をされる独特のスタイルで、ご自身の育児体験を通したお話に会場は笑い、涙に包まれ、温もりのある講演でした。


News 3 < 内閣府 >  男女共同参画フォーラム in 福岡市 開催報告

昨年12月5日、“多様な人財の活躍が日本を元気にする”をテーマに福岡市との共催による「男女共同参画フォーラムin福岡市」を開催しました。主催者挨拶、内閣府から男女共同参画の現状等の報告後、星野朝子氏(日産自動車(株)執行役員)による基調講演「多様性を活かした経営戦略」を行いました。続くパネルディスカッションでは、「女性も男性も活躍できる職場・家庭・地域とは?」と題して、4名のパネリストのそれぞれの立場から、女性が活躍するための取組み等について活発な意見交換が行われました。


News 4 < 法務省 >  法テラス 犯罪被害者支援業務担当職員研修

日本司法支援センター(法テラス)では、平成25年11月20日、21日の両日にわたり、全国の犯罪被害者支援業務担当職員を対象とした研修を開催しました。

研修では、被害者支援活動に携わった弁護士に講義していただき、被害者が求めている支援について改めて考える機会となりました。臨床心理士による講義では、二次被害の防止について被害者の精神状態を理解する必要性や被害者対応をする際の心構え等を確認したことに加え、二次受傷やセルフケアについての知識を得ることができました。

また、平成25年12月1日から始まった被害者参加旅費等支給制度について本部職員から説明を行ったほか、法テラス犯罪被害者支援ダイヤルで受けた実際のコールログを利用した被害者対応の実例を学び、その後のグループワークでは被害者対応について活発な意見交換を行いました。

法テラスでは、今後もこのような研修等を通じ、犯罪被害者支援の最新の情報を共有するとともに、職員の知識とスキルの向上を図り、多様な事案にもきめ細やかに対応できる態勢を整えてまいります。

法テラス 犯罪被害者支援業務担当職員研修


News 5 < 国立女性教育会館(NWEC) >  大学等における男女共同参画推進セミナー

全国の大学・短期大学・高等専門学校等から87名の男女共同参画推進に関わる教職員が一同に会し、セミナーを11月28〜29日に開催しました。

初日は、羽入お茶の水女子大学長を講師に迎え、先進的な女性研究者支援の取組について講演いただきました。また、文部科学省より、科学技術・学術分野における女性研究者支援における国の施策の説明が行われ、続いて、渡辺三枝子筑波大学名誉教授から、大学における女性のキャリア形成支援について自身の経験も踏まえて講義いただきました。2日目の分科会では、「大学における男女共同参画の体制づくり」「大学における女性研究者支援の在り方」「理系女子学生へのキャリア形成支援」をテーマに、事例報告やグループ討議等を行い、各校の課題や取組について情報共有し、今後の大学における男女共同参画推進への方策を探りました。

学内の意思決定過程に参画する女性教職員比率向上、女子学生のキャリア形成支援等、高等教育機関における男女共同参画については、関心も高く、推進に向けての取組が必要です。今後も研修等を通して高等教育機関の取組を支援しますので、会館の事業にご注目ください。

羽入学長の基調講演
羽入学長の基調講演


News 6 < 国立女性教育会館(NWEC) >  音楽と歩む〜チャレンジした女性たちからチャレンジする女性たちへ〜

女性アーカイブセンターにおいて、さまざまな分野においてチャレンジした女性たちのあゆみをたどる企画展示の6回目として、「音楽と歩む」をテーマに8月〜12月まで企画展示を行いました。今回は、作曲家、指揮者、演奏家、研究者、マネジメント等、クラシック・現代音楽の分野において多彩に活躍した女性たち、活躍している女性たちを取り上げ、彼女たちが築いたキャリアの足跡をたどりました。

企画展示の連動企画では、コンサートやレクチャーを開催し、好評をいただきました。

  • ○第1回:コンサート&トーク「ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーンへの愛 知られざるファニーの作品とともに」演奏 ピアニスト 中田真理子氏(8/23)
  • ○第2回:レクチャー「フランスの多彩な女性作曲家たちを知る」講師 国立音楽大学名誉教授 小林 緑氏(10/11)
  • ○第3回:コンサート「音楽の庭へようこそ 花、蝶、魚、月、鳥、そして子ども達へ」演奏 作曲家 徳山美奈子氏(11/22)

「音楽と歩む」企画展示コーナー