「共同参画」2013年 8月号

「共同参画」2013年 8月号

共同参画情報部 News

News 1 <内閣府> 男女共同参画に関する「基礎研修」及び「苦情処理研修」を開催

内閣府男女共同参画局では、平成25年5月23日〜24日、内閣府仮講堂において、男女共同参画に関する「基礎研修」及び「苦情処理研修」を開催しました。この研修は、都道府県・政令指定都市において男女共同参画業務を担当する職員、女性関連施設の方、行政相談委員及び人権擁護委員が対象です。研修では、男女共同参画に係る施策に関する基本的事項について内閣府からの説明が行われたほか、地域における男女共同参画の推進や企業における苦情対応についての外部講師による講演、グループに分かれての情報交換会が行われました。今年度は都道府県・政令指定都市等から90名の方々が出席しました。


News 2 <内閣府> 男女共同参画フォーラム in 堺を開催

7月11日、堺市において、堺市と共催で「男女共同参画フォーラム in 堺」を開催しました。

主催者挨拶に引き続き、女性の活躍促進を図るための対策等について内閣府から報告を行い、学校法人立命館総長の川口清史さんからの基調提言「女性のエンパワーメントによる経済活性化と教育」では、教育を通じた女性のエンパワーメントや高等教育機関におけるキャリア教育の今後の方向性について提言をいただきました。

さらに、「女性の活用による日本経済再生と地球平和」をテーマに、山口典子さん(UN Women日本事務所特別顧問)のコーディネートのもと、基調提言をしていただいた川口清史さん、上岡恵子さん(ILO駐日事務所駐日代表)、萩原なつ子さん(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授)、竹山修身さん(堺市長)によるパネルディスカッションが行われ、それぞれの分野における活動やパネリスト自身の経験談等について意見交換があり、今後、日本が大きく成長するためには、ライフステージに応じた女性の活躍支援や働き続けられる環境の整備、学校や家庭における教育の大切さについて理解を深めました。


News 3 <内閣府> シンポジウム「女性の活躍と経済成長」(横浜市)を開催

平成25年5月31日、横浜市は第5回アフリカ開発会議の公式サイドイベントとして、シンポジウム「女性の活躍と経済成長」をパシフィコ横浜において開催しました。

当日、記念講演を行ったジョイス・バンダ マラウイ共和国大統領から、「苦しむ女性がいる限り私は休まない、この旅路を一緒に歩んで欲しい」など、世界の女性に向けた熱いメッセージをいただきました。また、パネルディスカッションでは、ルワンダで初めてのアイスクリームショップを開いた、オディレ・ガチレ・カテセさんら、アフリカの女性起業家など3名と林文子横浜市長が登壇し、女性による市場へのアクセス改善や融資支援、アフリカ各国の法整備や政策形成が必要であることなどが提起され、参加した500名の市民からアフリカの女性たちに温かいエールが送られました。

当日の議論の内容は、6月2日に行われたアフリカ開発会議の「ジェンダー平等と女性のエンパワメントを通じたアフリカ開発の推進」に関するテーマ別会合において、林市長が報告し、横浜行動計画2013への反映を要望しました。


News 4 <国立女性教育会館(NWEC)> 「女性関連施設・地方公共団体・団体リーダーのための男女共同参画推進研修」実施報告

国立女性教育会館(NWEC)では、平成25年6月12日(水)〜14日(金)に標記事業を開催し、全国から163名が参加しました。

「男女共同参画の現在(いま)を見つめ、これからの在り方を考える」をテーマに、国連女性の地位委員会日本政府代表の橋本ヒロ子氏(十文字学園女子大学教授)による講演、内閣府男女共同参画会議議員の鹿嶋敬氏(実践女子大学教授)の講義を通して、男女共同参画の根本にある考え方や日本内外の男女共同参画の現状について学ぶプログラムを実施しました。また、昨年に比べ時間を拡大したコース別分科会では、災害時に女性関連施設が地域で必要不可欠な施設になるための参考事例や第3次男女共同参画基本計画で新設された男性・子供にとっての男女共同参画の事例等、各地域で取り組まれている好事例の報告をもとにグループディスカッションを行いました。

鹿嶋敬氏講義
鹿嶋敬氏講義