「共同参画」2013年 7月号
男女共同参画センターだより
東京ウィメンズプラザ
東京都
東京ウィメンズプラザは、豊かで平和な男女平等参画社会の実現に向けて、都民と行政が協力して取り組む具体的、実践的な活動の拠点として、平成7年11月に開館しました。
開館以来、毎年秋に実施している「東京ウィメンズプラザフォーラム」は、都民・民間団体・区市町村が、様々な企画を通して交流を深める催しです。24年度は、「女性のキャリア形成を考える講演会」、「大学生によるデートDVのワークショップ」などの出展があり、2日間で2,500人以上の参加をいただきました。
当プラザでは、この他、相談事業、講座・研修事業、図書資料室の運営等の事業を行っています。
相談事業では、都民が抱える様々な悩みを主に電話で受けつけており、男性からの相談は平成13年度から行っています。必要に応じて、面接相談、法律家・精神科医師による相談、専門機関等につなげています。平成24年度は約1万2,300件の相談を受けました。
また、平成14年度に「配偶者暴力相談支援センター」の指定を受け、配偶者暴力の被害相談や情報提供等を行っています。平成24年度の相談件数は5,200件を越えました。
講座・研修事業としては、男女平等参画推進のための人材育成及びネットワーク作りを図るため、区市町村の職員や相談員を対象とする研修等を実施しています。
また、区市町村における配偶者暴力対策を促進するため、職務関係者研修を開催するとともに、配偶者から暴力を受けた被害者の自立を支援する講座を開いています。
図書資料室では、6万3千冊を超える図書資料を所蔵し、閲覧・貸出に加え、資料室の見学及び蔵書構成等を説明するライブラリーツアーのほか、ワーク・ライフ・バランスや配偶者暴力などテーマを3ヶ月毎に替えて、関連図書を分かりやすく紹介するコーナーを設けています。
今後とも、男女平等参画社会の実現に向けた取組を一層推進してまいります。
平成24年度東京ウィメンズプラザフォーラム