「共同参画」2013年 7月号

「共同参画」2013年 7月号

行政施策トピックス5

日本のジェンダー不平等指数と人間開発指数
内閣府男女共同参画局総務課

国連開発計画(UNDP)では、毎年公表する「人間開発報告書」において、各国における「ジェンダー不平等指数」(Gender Inequality Index:GII)及び「人間開発指数」(Human Development Index:HDI)を発表しています。

2012年の「ジェンダー不平等指数」では、日本は148か国中21位でした。本指数は、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、国家の人間開発の達成が男女の不平等によってどの程度妨げられているかを明らかにするもので、順位が高いほど人間開発が阻害される要因が少ないとしています。保健分野等日本が優れた分野が含まれている結果と考えられますが、男女共同参画において取り組む課題は多いと考えられます。

ジェンダー不平等指数(2012)主な国の順位


また、2012年の「人間開発指数」では、日本は187か国中10位でした。本指数は、「長寿で健康な生活」、「知識」及び「人間らしい生活水準」という人間開発の3つの側面を測るものとされ、指数を算出する際には「出生時の平均余命」「平均就学年数」「予想就学年数」「1人あたり国民総所得(GNI)」のデータを用いています。

人間開発指数(2012)主な国の順位


2013年の「人間開発報告書」は本年3月に公表されています。報告書の詳細は、以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.undp.or.jp/hdr/