「共同参画」2013年 6月号

「共同参画」2013年 6月号

行政施策トピックス4

第42回男女共同参画会議
内閣府男女共同参画局総務課

安倍総理より冒頭挨拶

平成25年4月26日(金)、総理大臣官邸にて、第42回男女共同参画会議が開催されました。3月22日の有識者議員改選以来初の開催となります。

冒頭、安倍内閣総理大臣から、「女性の活躍促進は我が国の経済の再生や成長に不可欠。また、女性の活躍は私の成長戦略の中核でもある。男女共同参画会議においても、男女共同参画社会の実現に向け、幅広い課題に対して長期的な視点に立ち、しっかりと調査審議していただきたい。」旨の挨拶がありました。

第42回男女共同参画会議1

第42回男女共同参画会議2
第42回男女共同参画会議

議事概要

森内閣府特命担当大臣(男女共同参画)による議事進行の下、まず、佐村内閣府男女共同参画局長より、男女共同参画の現状について、政府における最近の取組や課題に関し説明がありました。続いて、亀岡内閣府大臣政務官から、「政府に求める今後の取組事項について」及び「男女共同参画会議専門調査会の今後の調査方針について」の説明があった後、会議としての決定を行いました。

政府に求める今後の取組事項では、(1)女性国家公務員の活躍の促進等、(2)公共調達や各種補助事業を通じた女性の活躍の促進、(3)企業における女性の活躍状況等の開示(「見える化」)の促進、(4)防災・復興のあらゆる場面における男女共同参画の推進、(5)女性に対する暴力の根絶、の5つが主要項目として挙げられております。

意見交換

これらの説明等を受けて行われた意見交換では、議員から以下のような発言がありました。

・女性の活躍の場の拡大のための仕事と子育て、仕事と介護についての両立支援の必要性

・我が国の政治分野など、意思決定過程における男女共同参画の推進

・被災地における女性の社会参画の現状や、防災・復興における男女共同参画の取組の強化

・農業、漁業など、地域における女性の社会参画の現状と課題

・中小、ベンチャー企業での育児・介護に関するロールモデルの必要性や取組の方向性等

閉会

最後に、議長である菅内閣官房長官から、「安倍内閣では、女性の活躍を成長戦略の中核に据え、女性を初め全ての人にチャンスがある社会、そして男女がともに仕事と子育てを容易に両立できる社会の構築を目指して取り組んでいるところ。各閣僚におかれては、有識者の皆様の意見を踏まえて緊密に連携し、本日決定された今後の取組事項について着実に進めていただきたい。」旨の締めくくりの挨拶がありました。

今後は会議にて決定された調査方針に基づき、各専門調査会において調査審議した上で、その結果を次回男女共同参画会議に報告することになります。