「共同参画」2012年 1月号

「共同参画」2012年 1月号

男女共同参画センターだより

兵庫県立男女共同参画センター
愛称:イーブン

当センターは「県立女性センター」として平成4年10月に開設。平成14年4月に男女共同参画社会の形成を促進するため現在の名称となり、来年には20周年を迎えます。

主な事業として、昨年度まで14期続いた「男女共同参画アドバイザー養成塾」をステップアップさせ、6ヶ月にわたり課題解決型のリーダーとなる人材を養成する「男女共同参画リーダー養成講座」を開講しました。

次に、「チャレンジ支援」として、チャレンジしたいすべての女性を総合的に応援するため、当センター内に開設している「ひょうご女性チャレンジひろば」に、昨年6月から女性就業支援員2名を配置し、就業情報の提供やアドバイスを行うとともに、専用端末による求人情報検索・閲覧を可能とするなど、きめ細かい就業支援を実施しています。また、利用者の要望を踏まえ、再就職等への第一歩を踏み出すきっかけや助け合える仲間づくりを支援する「ママの働き方相談会」や一時保育の対象とならない乳児同伴で、母親が気兼ねなく参加出来る新しいスタイルの「ママの子連れセミナー」も開催するなど、女性の労働力率アップをめざしています。

さらに、東日本大震災支援に向けての情報発信にも取り組み、阪神・淡路大震災の経験と教訓を活かし、当時の取組資料を被災県やマスコミ等に発信するとともに、震災復興と男女共同参画フォーラムや県内男女共同参画センター等情報担当職員研修会などを開催しました。こうしたフォーラムや研修会の成果を踏まえ、兵庫県版「男女共同参画の視点からの減災マニュアル(仮称)」の作成を進めているところです。

今後は、「男女がともに、人生のどの時期においても、いきいきと暮らせる社会=男女共同参画社会」をめざして、県内19市の男女共同参画センターや多様な主体と連携を深め、人と人をつなぐ拠点施設としての機能を強化してまいります。

ママの子連れセミナー
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