「共同参画」2011年 3月号

「共同参画」2011年 3月号

行政施策トピックス

男女共同参画推進連携会議
内閣府男女共同参画局総務課

男女共同参画推進連携会議とは

男女共同参画推進連携会議(以下「連携会議」という)は男女共同参画社会づくりに関し、広く各界各層の議員が情報・意見交換を行い、必要な連携を図り、男女共同参画に関する国民的な取組を推進するため、平成8年9月3日に発足しました。

連携会議は、男女共同参画会議・男女共同参画推進本部とともに、我が国の男女共同参画社会の形成促進のための推進体制の一つの柱であり、政府の施策や国際的な動きなどをもとに男女共同参画社会の実現に向けた取組を積極的に推進しています。

現在、連携会議は17人の有識者議員と、全国で活動を展開している女性団体、メディア、経済界、教育界、地方公共団体等、各種団体から推薦された89人の議員で構成されています。全議員による「全体会議」、有識者による「企画委員会」、企画委員会が主催し、一般の人を対象とした情報提供・意見交換会である「聞く会」を主な活動としています。

第28回全体会議の開催

平成23年2月14日(月)、総理大臣官邸にて、連携会議の全体会議が開催され、枝野幸男内閣官房長官、末松義規内閣府副大臣、男女共同参画を担当する林久美子文部科学大臣政務官が出席しました。会議冒頭では、枝野官房長官から、「政治家としてのライフワークの1つが男女共同参画社会の実現である。女性も男性も多様性が生かされ、希望した生き方を自由に選べる社会になっていくことが重要である。特に女性の力が発揮されやすい社会をつくっていくことが、これからの我が国に重要なことである。内閣として更に努力するとともに、各界各層の皆さんが一体となって推進していただくようお願いする」旨の挨拶がありました。その後、「国・地方連携会議ネットワークを活用した男女共同参画推進事業」を内閣府と共催した7団体の議員が、その報告を行いました。また、内閣府から、男女共同参画関連施策に係る最近の動きについて説明が行われました。会議の後半では、第3次男女共同参画基本計画における積極的改善措置(ポジティブ・アクション)について、連携会議として、各団体における役員への女性の積極的な登用を図ること等の取組を進めること、第3次男女共同参画基本計画を受けて、「女性の経済活動」、「ポジティブ・アクション」、「女性に対する暴力をなくすための啓発」の3つの小委員会を設置し、実践的な活動を行っていくことが決定されました。

国・地方男女共同参画推進ネットワーク

全国レベルでの男女共同参画の推進をさらに強化するため、連携会議と地域版連携会議は、国段階、地域段階それぞれの連携会議の相互の連携を深め、両者ともに一層効果的な活動が展開できるよう、平成21年7月に、「国・地方男女共同参画推進ネットワーク」(「国・地方ネットワーク」)を立ち上げました。現在、10府県1政令指定都市(参照:参加団体一覧)がこのネットワークに参加しており、全体会議・共催事業への参加、各種情報の提供など連携した取組を行っています。

連携会議に関する詳細はこちらを御覧ください

http://www.gender.go.jp/main_contents/category/kaigi.html#renkeikaigi

<参加団体一覧>

・青森県男女共同参画推進協議会

・千葉県男女共同参画推進連携会議

・ふくい女性ネット

・しずおか男女共同参画推進会議

・あいち男女共同参画社会推進・産学官連携フォーラム

・京都府男女共同参画推進連携会議

・ひょうご男女共同参画推進連携会議

・奈良県男女共同参画県民会議

・島根県男女共同参画社会形成促進会議

・山口県男女共同参画推進連携会議

・神戸市男女共同参画推進会議(新規参加)