「共同参画」2010年 11月号

「共同参画」2010年 11月号

リレートーク

Relay Talk 1 ストップDV・サポートの会 事務局 黒松 正代

  • ストップDV・サポートの会 事務局 黒松 正代
  • 平成17年5月、徳島県内のDVなどの暴力を受けた被害当事者とその家族が当面の困難な状況から脱却できるよう、会費などを基金として積み立て、被害当事者に無利子で支援金をお貸しするサポート基金「森」を設立しました。5年余りで35件(平成22年9月25日現在)ご利用いただいています。

    また、女性への暴力根絶のシンボルであるパープルリボンの普及活動を行っており、昨年度は徳島市との協働事業「キャンドルナイト~ひとりひとりが輝く徳島に~」でリボンの代わりに暴力を許さない想いのメッセージを書いたパープルハンカチをキャンドルとともに展示し、灯火を一つの命の輝きと据え、命の尊さ、それぞれが輝くため互いを尊重する大切さを訴えるイベントを開催しました。

    今後も暴力のない安心、安全に暮らせる徳島に一歩でも近づく活動を続けていきたいと思います。

Relay Talk 2 札幌市男女共同参画センター 所長 岡本 峰子

  • 札幌市男女共同参画センター 所長 岡本 峰子
  • 札幌市の男女共同参画センターは、さっぽろ駅に隣接した地の利に加えて住民生活に関連した複合施設のため、市民が集う世代交流と男女共同参画の学び合いの場として年間56万人もの利用がある施設です。

    2008年には男女共同参画「気づきのための実践ノート」を発行し、掲載したワークショップを企業や組合団体、官公庁にて出張講座として実践しています。さらに今年度からはワークショップのファシリテーターを養成する事業もスタートしました。

    そのほかに、家裁調停員やマザーズ・ハローワーク、女性活動団体、NPOなどとの共催事業などを数多く実施しております。これからもさまざまな年代、分野の方々と協働し、男女共同参画社会の実現を目指してまいります。