「共同参画」2010年 9月号

「共同参画」2010年 9月号

共同参画情報部 News

News 1 <国立女性教育会館> 「女性のキャリア形成支援推進研修」を開催

国立女性教育会館では、平成22年7月14日~16日の2泊3日で「女性のキャリア形成支援推進研修」を実施しました。全国より女性団体・グループ・NPO等のメンバー、女性関連施設・生涯学習施設等の職員、大学等のキャリア教育支援者等78名の参加をいただきました。

講義から、キャリア概念の変換について学び、女性のキャリア形成支援の必要性と今後の方向性を学びました。また、会館の調査研究で明らかになってきている「社会活動キャリア」、「複合キャリア」の考え方、大学との連携等の報告から、女性のキャリア形成支援の課題をつかみました。その後、先進的な事例報告を聴いた後、3つに分かれ事業(学習)計画案づくりなどを行いました。終了後のアンケートでは、「キャリアの概念を知ることができて大変有効であった」「事例を通して身近なキャリア形成支援の課題を絞り、計画案を作成でき、とても充実した」「他機関、大学の方々と交流することで、今後の支援の方向性についてより深く考えることができた」等の感想が寄せられました。

News 2 <国立女性教育会館> 平成22年度「配偶者からの暴力被害者支援基礎セミナー」を開催

国立女性教育会館では、内閣府からの委託を受け、全国の地方公共団体の配偶者からの暴力被害相談支援関連施設において、被害者支援を担う相談経験の浅い方を対象に、必要な知識と技術の修得を図るための「配偶者からの暴力被害者支援基礎セミナー」を、以下の4地域で実施しました。

・7月23日(金)大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)

・7月26日(月)東京ウィメンズプラザ

・7月29日(木)仙台市男女共同参画推進センターエル・パーク仙台

・8月4日(水)福岡県男女共同参画センター(あすばる)

午前中は、配偶者からの暴力の実態や被害者への影響、支援に役立てるための法知識について学びました。午後は、相談の受け方として、二次被害を与えないための留意点や避難を決めたときの支援など、事例に沿って学びました。

参加者からは、「講義やケースワークなど多様な面から学ぶことができた」「相談に役立つ内容だった」という声をいただきました。

News 3 <総務省> 女性国家公務員の採用・登用の拡大状況等のフォローアップの実施結果について

総務省は、「男女共同参画基本計画(第2次)」(平成17年12月27日閣議決定)等に基づき、人事院と共同で、各府省等における女性国家公務員の採用・登用の拡大等に関する取組状況等のフォローアップを実施し、平成22年7月13日にその結果を公表しました。

同計画では、平成22年度頃までの政府全体としての採用者に占める女性の割合の目安として、国家公務員Ⅰ種試験の事務系の区分試験(行政、法律、経済)については30%程度を目標としているところ、22年度の同区分に占める女性採用者の割合は25.7%であり、前年度から4.9ポイント減少したものの、現在と同じ形で実施した16年度調査以降2番目に高い割合となりました。

また、同計画では、女性国家公務員の登用の一層の拡大を図ることとしているところ、平成21年1月現在の本省課室長相当職以上に占める女性の割合は2.2%(前年同月から0.2ポイント増)となりました。

※詳細は総務省ホームページを御覧ください。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02jinji02_02000046.html