「共同参画」2010年 8月号

「共同参画」2010年 8月号

共同参画情報部 News

News 1 <内閣府> 男女共同参画宣言都市奨励事業(豊後大野市)を開催

6月20日、大分県豊後大野市において、内閣府との共催で男女共同参画宣言都市奨励事業「豊後大野市男女共同参画宣言都市記念式典」が開催されました。

演奏で幕を開けた記念式典では、内閣府から男女共同参画の現状や取組等の報告があった後、市内の学生による豊後大野市男女共同参画都市宣言文の宣誓が行われました。

続いて、元文部大臣の赤松良子氏により、「時代を見つめて―私が伝えたいこと―」と題した記念講演が行われ、これまで男女共同参画社会づくりに奔走されたことを自分史と重ねて、ユーモアたっぷりに語られました。会場からは、「平等でなければ平和な世界はつくれない」とのお話に共感を覚えた、男女共同参画についてあらためて考えさせられた等の感想が聞かれました。

さらに、「だれもが住みやすい社会とは」をテーマに、椋野美智子氏のコーディネートのもと、粕谷利子氏、恵藤千代子氏、橋本祐輔市長によるパネルディスカッションが行われました。会場からは市在住の女性の起業事例が紹介され、コーディネーターが「誰もが新しい男女共同参画の試みを実践していただければ」と締め括りました。

News 2 <国立女性教育会館> 「大学・研究機関のための男女共同参画推進研修」を開催

国立女性教育会館では、6月24日(木)~6月25日(金)の1泊2日で、「大学・研究機関のための男女共同参画推進研修」を行いました。北は岩手県から、南は鹿児島県まで70名が参加しました。

参加者は、はじめに男女共同参画を推進する視点と大学・研究機関における男女共同参画の課題分析の講義を受け、現状及び問題点を把握・共有しました。その後、EUにおける女性研究者施策、大学におけるセクシャル・ハラスメント対策、仕事と生活の両立についての講義で、基礎知識を学びました。

また、先進的なベストプラクティス研究として、大学も一つの中小企業であると考え、研究所を有する企業の事例と小規模企業の事例を聞きました。

参加者からは、「男女共同参画は大学の戦略と捉え、トップの強い意思決定と全員参加が必要であることを知った。」「それぞれのコマがコンパクトにまとめられていて良かった。」「多方面との交流ができ情報交換することができた。」等の感想がありました。

News 3 <厚生労働省> 「ポジティブ・アクション普及促進のためのシンボルマーク」の愛称決定

ポジティブ・アクションの普及促進のためのシンボルマークについては、親しみやすい愛称を公募しておりましたが、女性の活躍推進協議会委員による厳正な審査の結果、応募総数80点の中から、「きらら」に決定いたしました。

●当選者:小寺光雄さん(愛知県名古屋市、会社員)

●愛称のコメント:女性がいきいき活躍し、夢と希望で瞳がきらきら輝きます。

このシンボルマーク「きらら」は、ポジティブ・アクションの普及促進の趣旨に賛同する方なら、企業や労使団体等自由に御利用いただけます。

・社員の理解促進のため、社内報に!

・企業の取組アピールのため、募集要項や会社案内、企業のホームページに!

・企業のイメージアップのため、名刺に!

※詳しくは「ポジティブ・アクション宣言」サイトへ。

http://www.mhlw.go.jp/positive-action.sengen/index.html