「共同参画」2010年 1月号

「共同参画」2010年 1月号

リレートーク

Relay Talk 1 旭川女性会議 会長 東郷 明子

  • 東郷 明子
  • 男女共同参画の“まちづくり”を目指して15年、5周年の模擬市議会は百人近い市民実行委員会を作って学習、手話通訳を入れた議会で質問された学校給食食器の問題はそれ以後、毎年市と話し合いを続け改善に至りました。また議員となった女性の20%に当たる4名が現在議員として活躍しています。10周年にはスローフードをテーマに地元の農業高校生、旭川女子短大の学生を巻き込み、全国的に有名な旭川動物園で手作りクッキーやカレードッグを売りました。この経験から彼らは学校行事として販売が恒例となっています。また、市民への試食会で協力いただいた農家の女性と彼女たちの育てたお米を“ときめき米”と名づけて私の考案したパッケージで販売しています。その中に入れている動物園シールも好評です。これからも“共同参画”をテキストとして各地の情報を得ながら学習と実践を続けていきたいと思っております。

Relay Talk 2 宮崎県男女共同参画センター 所長 北波恭一郎

  • 著書や弁護士活動などから推察し、最適任者である福島みずほ氏が男女共同参画担当大臣に就任され喜んでおります。また本県出身ということも重なり、男女共同参画の推進に大いに弾みがつけばと願っています。

    「おとなしい」といわれる県民性ですが、チャレンジする女性の模範としても、ますます活躍されることを祈念しています。

    さて、全国で一番小さい?私どものセンターに、福島氏の蔵書が18冊ありましたので早速「福島みずほコーナー」を設置しました。近年は読書離れが指摘されますが、このコーナー設置を契機に図書利用増を期待するところです。

    一方私は、日夜“男女共同参画セールスマン”として県内を廻らせていただいています。しかし、まだまだ性別役割分担意識が根強い土地柄、こちらは早く温暖化したいものです。特に男性に第2ステージをどう勧めていくか手腕が試されるところでしょう。