「共同参画」2009年 1月号

「共同参画」2009年 1月号

リレートーク

Relay Talk 1 内閣府男女共同参画局推進課非常勤職員 早野真知

  • 内閣府男女共同参画局推進課非常勤職員 早野真知
  • 高校生時代に関心のあった国際協力の分野から、FGM、ジェンダーと興味が移り、日本における男女共同参画について考えるようになりました。大学生の時には、男女共同参画を勉強する傍ら、男女共同参画センターでインターンをしたり、町の男女共同参画リポーターとして啓発活動を行ったりと、地域の現状を肌で感じてきました。卒業論文のテーマは、「市町村合併と男女共同参画」でした。

    それから、早3年。現在は、男女共同参画局の推進課で女性のチャレンジ支援や地方公共団体における推進状況調査などを担当する係の事務補助をしています。国の施策をいち早く知り、全国各地の現状が把握できるこの環境は、私にとって貴重な経験になっています。ここで新しい知識を吸収し、今後の男女共同参画に関する活動につなげていきたいと思っています。

Relay Talk 2 山形県男女共同参画センター チェリア 斎藤由美子

  • 山形県男女共同参画センター チェリア 斎藤由美子 
  • 私の人生の中で、衝撃的な出会いが3つありました。1つは、青年海外協力隊員として派遣されたスリランカで出会った人々。2つ目はダイビングで知った海の中の世界。そして3つ目が、チェリア塾で出会った塾生です。

    チェリア塾はリーダー育成セミナーで、30~40代の女性たちが、1年目に基礎的な視点や知識、手法を学び、2年目はその学びを土台にし、実践力をつけ、それを元に自分たちで事業を企画・運営してみるものです。現在は3クール目です。そこに集まった塾生が実に前向きで、大きく変化していくのです。彼女たちの変容を促したのは、何よりも互いの存在だと言います。お互いが認め合い、刺激し合うことで人は変わる、力を得るということを目の前にして、大人が学ぶ意味や可能性について考えさせられ、勇気づけられました。来年度は、修了生たちと、より実践力をつける講座を企画する予定です。