「共同参画」2008年 7月号

「共同参画」2008年 7月号

連載/その2

仕事と生活の調和推進室だより3 内閣府仕事と生活の調和推進室

「カエル!ジャパン」キャンペーン、はじまりました。

推進室では、平成20年度をいわば「仕事と生活の調和元年」と位置づけ、「憲章」と「行動指針」を一人でも多くの方に理解していただき、社会全体での取組を推進するため、ポータルサイトの開設や連続シンポジウムの開催などを展開してきたところです。今般、これらの取組を一層効果的に推進するため、「カエル!ジャパン」というキーワードの下、シンボルマーク・キャッチフレーズを作成し、集中キャンペーンを開始しました。

キャンペーン初日(6月6日)には、上川大臣室にて記者発表会を開催し、大臣自ら啓発グッズのTシャツ、バッジを身に付け、キャンペーンへの熱い思いをメッセージとして発信しました。

【大臣のメッセージ(要約)】

  • このキャンペーンの「主人公」は国民の皆さん一人ひとり。価値観の押しつけではなく、主人公の主体的なアクションが大事であり、個人や企業がそれぞれのやり方で、できるところから働き方を変えてほしい。
  • ワークとライフは対立するものではない。「働き方を変える」というアクションから時間を創り出し、そこに豊かなアイデアが生み出すことが、ワークの質的向上、ひいては「日本を変える」ことにもつながっていく。このような「働き方をカエル」ことから始まる「好循環」を生み出していきたい。
  • 「カエル!ジャパン」というキーワードの下、現状を「変える」という難しい課題に対しても、ユーモアを持って、明るくくじけず、みんなで知恵を出し合ってやっていこうよという変革への思いを、親しみやすい「カエル!」のキャラククターに託している。国民の皆さんと一緒に、キャンペーンを展開していきたい。

『ひとつ「働き方」を変えてみよう!』というキャッチフレーズには、「まずは~してみよう」いう意味の「ひとつ」と、「できることをまず1つ」という数字としての「1つ」を掛け合わせることにより、国民の皆様が受けとめやすい、「呼びかけの意味」と、受け取り手の「呼びかけに応える気持ち」や、「変えてみようと思う本人の内なる声」を表現しています。また、キャラクターのカエルには、ホップ・ステップ・ジャンプと、カエルが跳躍する力にもあやかりたいという思いも込められています。

「カエル!ジャパン」キャンペーンでは、ホームページのリニューアルやポスター・チラシを活用した集中広報を始め、シンボルマークのダウンロードシステム(キャンペーン賛同者が、キャッチフレーズの部分を個々の具体的取組に変更して使用できる仕組み)など、参加型のコンテンツを随時積極的に展開し、企業、働く方、国・地方公共団体の各主体はもちろんのこと、広く国民の皆様と一緒に、仕事と生活の調和の実現した社会に向けて、その取組を加速してまいります。

さあ、あなたもできることからひとつ、「働き方」を変えてみませんか?

(文責:清水智哉)

  • キャッチフレーズとシンボルマーク
    キャッチフレーズとシンボルマーク
  • 記者発表会の模様(大臣室)
    記者発表会の模様(大臣室)
  • Tシャツを着て説明する大臣
    Tシャツを着て説明する大臣
  • リニューアルしたホームページ
    リニューアルしたホームページ
    http://wwwa.cao.go.jp/wlb/