女性首長大集合! -地域・子育て・男女共同参画-

栃木県の南の玄関口に所在します人口26,000弱の小さな町から参りました、野木町長の真瀬宏子でございます。

私は、昨年の8月に、前町長の突然の辞職に伴いまして、意を決して立候補しまして町長となりました、議員経験もない素人の町長でございます。それまでは、何と絵描きでございました。ですから、パースデザインとか、皆さんがいろいろ考えていらっしゃることを絵にすることは得意なのでございますが、このようにお話したり、演説などは不得意なところでございますが、ただ女性の首長であるということで、福島大臣の呼びかけによりまして本日ここに立たせていただくということがまずもって感謝するところでございます。

私は今、小さくともキラリと光る町をモットーに町の行政を「キラリ項目をいろいろな場所で発見していきましょう」ということで進めております。その「キラリ項目」の中には、勿論、子育て支援、すなわち我が町の子どもたちを健全に育成していきましょう、ということも重要施策として入っております。子育て支援につきましては、まず御出産された方のところには、4か月児健診の前に、全戸を保健師が訪問しております。それから、子育て相談事業を、保健師、看護師、管理栄養士の三者の連携によって実施しております。また、ブックスタートは皆様御存じだと思いますけれども、我が町は平成16年に、ボランティアの皆様の発案で、4か月児健診、8か月児健診のときに、楽しくお母様と一緒にお子様に本に触れていただいています。ボランティアの方たちが実に積極的に参加し、本を見るという感じでございますけれども本を中心に、楽しく触れ合っていることは良い点であると思います。

また、各児童館には、それぞれ幼児クラブがあります。我が町は東京まで電車で70分ぐらいですので、東京へ勤務している「野木都民」と言われる方たちにとっても、御親戚やお友達がいないという事を補い、育児不安の大変心強い解消策になっています。

それから、先ほど常総の市長様がおっしゃっていましたけれども、我が町では、幼・保・小・中と連携をとっていますので幼・保を一体化して子ども教育課で取り扱っております。縦割りの厚労省と文科省のいろいろな縛りがあるとしても、連絡を密にして総合的に頑張っているところです。福島大臣もこれからその壁を取っ払っていく起爆剤になって下さると思いますので期待致します。

今のところ、保育所、学童とも待機児童はゼロでございます。それにつきまして、現在も将来を見すえまして、保育園を増築中でございますし、学童も余裕教室、新築ともあわせて考えております。加えて、子どもたちの健全な育成を願って、中学校3年まで医療費を無料に来年度からいたします。そのように、本当に子供を育てやすい町として頑張っていきたいと思っています。そして地域全体で子供を育てようという願いのもと、お手元の資料にもありますように子育て応援団として地域での連携を強化し皆で見守る体制作りを広げていきたいと思います。

御静聴ありがとうございました。