それは気のせいじゃないかも
それは薬物やアルコールの影響かも
意識がないまま行動していることや、記憶がないことがあるかもしれません。自分が知らない間に行動していたことにショックを受けるかもしれませんが、それは薬物やアルコールの影響による可能性があります※。
※薬物の影響により、意識がある時のように、会話をしたり、自分で歩いたりしていても、被害時の記憶がない場合もあります。このような症状は「薬物性健忘(やくぶつせいけんぼう)」、「前向性健忘(ぜんこうせいけんぼう)」と呼ばれたりします。
自分を責めないで
「お酒を飲んでしまったから」「誘いをことわれなかったから」「逃げるチャンスはあったのに、逃げることができなかった」「自分が不注意だった」などと、自分を責めないでください。
また友人や先輩、知人などの場合、相手を信用してしまうのも当然のことです。「相手のことを信用した自分がバカだった」などと自分を責めないでください。
薬物等を使った性犯罪・性暴力は計画的で卑劣な行為です。被害にあったあなたの責任ではありません。一時的に意識が戻った時でも、薬物やアルコールの影響で、逃げることや、抵抗することが難しい場合もあります。そのような状況でセックスしたことで、同意があったとみなされるのではないかと思うかもしれませんが、そのことで自分を責める必要はありません。
相談できるところがあります
「自分に何が起こったのかわからない」「まさか自分にこんなことが起こるなんて」と、自分の身に起こったことが受け入れられず、混乱してしまうことがあるかもしれません。「薬物が入っていたかなんてわからない」「なにが起こったのか覚えていない」と記憶があいまいだったり、上手く話せないからといって、相談することをあきらめないでください。