男女共同参画局メールマガジン第200号(H21.9.25発行)


☆男女共同参画情報メール第200号(H21.9.25発行)
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◆◆ 男女共同参画局から ◆◆

●男女共同参画推進連携会議共催事業
 セミナー「ノルウェー女性エグゼクティブ育成プログラム
 『Female Future』とその効果」が開催されました。

 平成21年9月15日(火)、内閣府とNPO法人J-Win、ノルウェー
王国大使館の共催で標記セミナーが開催されました。
 本セミナーでは、ノルウェーよりノルウェー経営者連盟(NHO)
シニアエグゼクティブのカーリ・ミンゲ氏、及びボルグ・スヴァ
ークストロム社CEOのマリアン・カールセン氏のお2人をお招き
し、ノルウェーの経団連とも言うべき経営者連盟(NHO)が実施
している女性エグゼクティブ育成プログラム『Female Future 
Program (FFP)』についてご説明頂きました。
 
 NHOのカーリ・ミンゲ氏によると、ノルウェーでは、女性の就
業率が世界的にトップクラスで、特に公的部門における女性の割
合は、極めて高いものの、かつては指導的地位にある女性の割合
に遅れが見られていたそうです。そこで政府は、2006年に「男女
平等法」のクォータ制の規定を改定し、一般企業の取締役会につ
いても、一方の性が全体の40%を下回ってはならないとしました。
(政府系企業については2004年、公的委員会・審議会については
1988年にクォータ制を導入済。)
 NHOは、当初クォータ制の導入に反対の立場を取っていましたが、
その趣旨を尊重し、2003年にFFPを立ち上げ、女性の役員への登用
を「将来志向という良いイメージを企業に与えるもの」として、
奨励しているということです。

 マリアン・カールセン氏には、FFPの受講経験者として、FFPの
良さについてご説明頂きました。FFPのリーダーシップに焦点をあ
てたプログラムでは、どのようにリーダーシップをとるべきかを
学ぶことができたということです。
 また、ネットワーキングの重要性について再認識し、女性は
まだビジネスにおけるネットワーキングが不十分と感じたとのこ
と。FFPのディスカッションを通じて、参加者は経験を共有するこ
とができ、インフォーマルなおしゃべりでない、フォーマルなト
ピックを「女性だけ」で行う意義もあったと語りました。FFP受講
後も、参加者とは連絡をとりあっており、大きな財産となっている
そうです。

 ノルウェーのモデルは、大企業の努力だけでなく、政府の施策
によって支えられています。カーリ・ミンゲ氏は最後に、クォータ
制は、企業の態度・姿勢を変えるには効果的な手法であり、クォー
タ制が必要ない社会が理想ではあるが、現実的にはもうしばらく
継続することが必要と考えていると述べられました。


◆◆ お知らせ ◆◆

●「全国男女共同参画フォーラムinぐんま」(群馬県)

 ■日時:平成21年10月17日(土)13:00~15:00
         (第1部の開催時間、第2部は10:15~11:45) 
 ■場所:群馬会館ほか(前橋市大手町2-1-1)
     (第2部:ぐんま男女共同参画センター
         (前橋市大手町1-13-12))
 ■主催:内閣府、群馬県、全国男女共同参画フォーラムinぐんま
          実行委員会(群馬県女性団体連絡協議会)
 ■内容:内閣府報告、基調講演、分科会
 ■参加方法:申込必要(託児を要する場合は要予約)
 ■問合せ先:群馬県人権男女共同参画課
 TEL 027-226-2902
 FAX 027-220-4424
 E-mail jinkendanjoka@pref.gunma.jp


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