- 日時: 平成21年6月8日(月) 15:00~17:00
- 場所: 永田町合同庁舎第1共用会議室
(出席委員)
- 佐藤
- 会長
- 大沢
- 委員
- 岡本
- 委員
- 小室
- 委員
- 杉山
- 委員
- 高橋
- 委員
- 武石
- 委員
- 永木
- 委員
(議事次第)
- 開会
- 多様な人々の能力発揮を実現する仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進について(案)
- その他
- 閉会
(主な発言は以下の通り)
- 報告書案では、「パートタイマー、アルバイト社員」という言い方をしているが、「アルバイト」というと学生アルバイトであったり、または短期のアルバイトというイメージが強いので、どちらかというと「有期契約」という言い方なのか、もう少し幅広くとらえた文言の方がよいのではないか。
- 女性の50%以上が非正規雇用であり、有期の形であることを考えると、パート、アルバイトなどの能力発揮の機会拡大とか均等待遇は大きな課題である。
- 「多様で柔軟性の高いキャリア形成パターン」という言葉が使われており、事例として挙げているのが「女性社員を念頭に置くと」ということで、育休がとれて、時短があって、その後、子育てが一段落したら本格的な業務体制に復帰するということが記されているが、これだけでは特に多様でもなければ、柔軟性も高くないワンパターンであって、もしかしたら、ずっと時短で働きたいという人もいるかもしれない。「多様で柔軟性が高い」というのはとてもいい言葉だけれども、それにここを引き受けるだけの要素が何となく見えてこない。
- パートタイマー、アルバイトが抱えている問題が十分に記述されていない。
- ワーク・ライフ・バランスのライフに関しては、特に余り議論もしていなかったかと思うので、ここで何か付けるというのはちょっと難しいかとは思うが、整理をした方がいいのではないか。
- 「特に女性の活躍機会促進のための新人事制度として、いろんなコースをつくっています」というところがありますが、「女性の」と言ってしまうと、女性はいろんなコースがあっていいけれども、男性は一つというようになってしまうので、ここの書き方を少し注意していただいた方がいい。
- 「育児休業制度」というところをできるだけ「育児・介護休業制度」と並べていただいた方が良い。やはり、これから介護の問題が出てきたときに、ここはかなり大きくなるというのを、問題意識として書いていただけるといいのではないか。
- 記述に重複感があるので整理した方がよい。
- 「長時間労働を前提としていると、能力発揮ができない可能性がある」としているが、実際にそういった状況が生じているのでもっと強く書いてよい。
- 「多様な人材」というものが一般的な言葉としてイメージしにくいので、どこかで「多様な人材」という言葉を適切に定義する言葉が要るのではないか。
- 起業していて子育てをしている場合において、子どもを保育園に入れるときに自分の家とオフィスが一体だと、保育の緊急度が低いとみなされて、それでポイントが下がってしまうということがある。
- NPOでの働き方、SOHOやフリーランスの位置付けや、自営業では社会保障が弱いという問題をどうするか。
- 農山漁村の女性の活躍の場の広がりという面は多々あると思うが、そうはいっても、なかなか厳しい面を耳にするため、これを読んだ当事者の方が「そうじゃないわ」と思われても残念なので、もう少し何か両方の部分を見ていただいた方がいいのではないか。
- 自営業の方が地域活動を支えていることにも目配りが必要。
(以上)