- 日時: 平成14年3月8日(金) 16:00~18:30
- 場所: 内閣府5階特別会議室
(開催要旨)
- 出席者
- 会長
- 岩男 壽美子 武蔵工業大学教授
- 会長代理
- 八代 尚宏 (社)日本経済研究センター理事長
- 委員
- 伊藤 公雄 大阪大学教授
- 同
- 住田 裕子 弁護士
- 同
- 高橋 和之 東京大学教授
- 同
- 竹信 三恵子 朝日新聞企画報道室記者東京大学教授
- 同
- 寺尾 美子 東京大学教授
- 同
- 樋口 恵子 東京家政大学教授
- 同
- 古橋 源六郎 (財)ソルトサイエンス研究財団理事長
- 同
- 松田 保彦 帝京大学教授
- 同
- 山口 みつ子 (財)市川房枝記念会常務理事
(議事次第)
- 開会
- 女性のチャレンジ支援策」に関する検討の進め方について
- その他
- 閉会
(配布資料)
(概要)
- 岩男会長より、前回の男女共同参画会議で官房長官から、女性のチャレンジ支援に関する検討の進め方を次の男女 共同参画会議で報告するよう指示があった旨説明が行われた。
- 内閣府より、次回の男女共同参画会議に報告し了解を得るための今後の検討の進め方に関する事務局案を説明し た後、自由討議が行われた。
- 岩男会長
- 現状では男性に比べ女性がより個性と能力を十分に発揮できていないことを踏まえて、男女、とりわけ女性 へのチャレンジ支援について検討することを強調した方が良いのではないか。
- 住田委員
- 高齢化社会を踏まえると、チャレンジ支援には主婦等の再挑戦という発想も必要なのではないか。
- 八代会長代理
- 現行制度のままで女性のためだけの政策を打ち出すのか、或いは構造改革によって自然に女性に とってもプラスになる政策かを踏まえて検討すべき。
- 高橋委員
- 女性のチャレンジについて検討すれば、構造改革が進み、それは男性にとっても良い社会になるということ ではないか。
- 樋口委員
- チャレンジ支援をしていって男女の格差を埋めることが構造改革を進めるという視点をいれてほしい。また、社会復帰していくプロセスでどういう支援が有り得るか等生涯を通した女性の支援について考えてみてはどうか。
- 山口委員
- 社会の変動により女性が必要になってきたということではなく、女性の基本的人権を守るためという観点か ら女性が差別的状況に置かれてはいけないことを前提とすべき。
- 古橋委員
- 経済分野におけるチャレンジ支援は非常に大きい問題である。各種団体、地域社会の分野と農林水産分 野におけるチャレンジ支援は地域社会の問題として一緒に行うべき。他方、公的分野や国際社会におけるチャレンジは 監視専門調査会に任せるべき。
- 伊藤委員
- 他の専門調査会との検討テーマのバッティングがないようにすべき。少なくとも当専門調査会は、偏見の除 去、男性の意識改革等の意識啓発の問題や女性のエンパワメントの問題については議論した方が良い。
- 松田委員
- 今まで女性が進出していなかった分野へ女性が進出することを支援するためにポジティブ・アクションプロ グラムの導入等を、入札等公契約締結の条件にすることを検討してみることも必要ではないか。
- 竹信委員
- 多様な働き方を検討すべきであり、生産性の向上を目指すような女性の働き方の他に、家庭と両立できる ようなスローワークと二通り用意して検討すべきではないか。パート労働も重要な問題。
- 寺尾委員
- 男性の意識改革、女性の意識改革を進めていく上での阻害要因をどう解消して進展させていくかということ をもっと具体的に考える必要がある。
(以上)
(以上)