監視・影響調査専門調査会(第19回)議事要旨

  • 日時: 平成19年3月16日(金) 13:00~15:00
  • 場所: 内閣府5階特別会議室

(開催要領)

  1. 出席委員:
    • 鹿嶋会長
    • 大沢委員
    • 植本委員
    • 神田委員
    • 神野委員
    • 袖井委員
    • 畠中委員
    • 山口委員
    • 横田委員
  2. 議題
    • (1) 開会
    • (2) 多様な選択を可能にする能力開発・生涯学習に係る監視・影響調査報告書の取りまとめに向けての審議
    • (3) 閉会
  3. 議事要旨
  • 事務局から「多様な選択を可能にする能力開発・生涯学習に係る監視・影響調査報告書案」について説明。

【報告書案についての議論】

  • 「非正規」の用語使用の整理はどのようになったのか。
    →既に議論し、この専門調査会としては使う方向としている。ただし、流通業界の中には、「非正規」を使用しない企業もあり、コラムの部分では、(紹介する企業での呼称として)「パートタイマー」としている。
  • この会議の整理で良いと思うが、ILOに出した日本の報告書では、非正規雇用が「違法な」という意味を持つ「イレギュラーエンプロインメント」と訳され、誤解を生じたことがあったので、英語に訳す場合のことも考えた方が良いのではないか。
  • 報告書にカタカナ語が非常に多いと感じる。
    →先月の専門調査会でも指摘を受け、注釈や説明を付けるなど可能な範囲で対応したところだが、気になる表現について御指摘いただければ、精査する。
  • ハローワークの民営化の話があると耳にしているが、民営化が進むとこの報告書で書いてあるハローワークとの協調といった部分はどのようになるのか。
    →民間に開放しても現状の組織であっても、様々なところと連携をして使いやすいようにしていくという考え方自体は変わらないという理解である。民間開放の議論も念頭に置いた上で調整し現在の文言になっている。
  • ボランティアについてはいろいろな解釈があるが、定義を示さなくて良いのか。
    →例えばボランティアと地域活動の線引きなど少し難しい部分もあるので、ごく常識的に(読む人に判断してもらい)定義しない方が良いのではないか。
  • 「視点及び経緯」という表題の文章の中身は視点と問題意識が主に書いてあるが、これで適当なのか。そのほか、分かりにくい表現がある。
    →「非典型」については説明を入れる。また、表現を修正する。
  • 19ページの③「女性が多く資格を有する職種」という表現も少し分かりにくい。
    →表現を考える。
  • 16ページの自己啓発という言葉は広い意味なので、この前に何か付けた方が良いのではないか。
    →本文で少し考えてみる。
  • 社会保険のところで、医療保険、雇用保険、公的年金の公的年金を厚生年金と修正してほしいというのは正規と非正規の問題があるのは雇用年金だから、具体的なレベルで書いてほしいという意味で良いのか。
    →確認し、調査に合わせた形で精査する。
  • 「上」「横」「再」のチャレンジの種類から施策を見る流れが書かれていて、女性のキャリアを「上」と「横」と「再」という形で見ていくのは画期的で、すばらしい視点だが、「上」だけがキャリアアップになっているが、「横」も「再」もキャリアアップなのではないか。
    →会長預かりとさせていただく。
  • 49ページの「雇用形態に中立的な能力開発機会確保」の中に、社会保険として雇用保険だけが挙がっているが、130万円の壁と言われるように、年金、医療保険の問題も大きいのではないか。
  • 30ページの⑤のアウトカムの説明は、「政策の実施によってどのようなこと」を、「政策の実施によってどのような成果」とすると違いがはっきりして良いのではないか。
  • 各委員から出された意見を会長預かりとして、修正を踏まえた上で次回の男女共同参画会議に報告することとし、報告するものについては、年度末を目途に各委員に送付する。また、併せて、専門調査会の報告書として公表する。
  • 大変大事なテーマであり、各府省で真剣に取り組んでいただきたいが、フォローアップはどのようにするのか。
    →具体的には各委員にも相談の上実施する。なお、前回の職務指定に関する監視については、意見決定後半年程度でフォローアップを実施している。

(以上)