第52回国連婦人の地位委員会が平成20年2月25日から3月7日まで(合意結論採択は3月13日)国連本部(ニューヨーク)で開催され、目黒依子日本代表をはじめ関係府省等から計22名が出席した。

会議では、我が国も含む各国代表や国連機関、NGO代表等によるステートメントの発表、「ジェンダー平等及び女性のエンパワーメントのための資金調達」をテーマとしたハイレベル円卓会合、対話型専門家パネルや、「紛争予防・管理・紛争解決及び紛争後の平和構築への女性の平等参画」(第48回国連婦人の地位委員会合意結論)の実施進捗状況の評価に関する対話型専門家パネル討議、合意結論、決議等についての討議等が行われた。 目黒日本代表は2月28日にステートメント(英語 [PDF形式:23KB]/仮訳 [PDF形式:198KB])を発表した。ステートメントでは、我が国が2008年を「仕事と生活の調和元年」と位置づけて働き方の改革を最優先の課題として取組を推進していること、国際協力分野として「ジェンダーに配慮した予算立案のためのキャパシティ・ビルディング」等モンゴルにおける事例や、ケア・エコノミーに着目したセミナーの開催等について紹介した。

会議の主な成果として、以下の決議及び合意結論が採択された。

(1)

決議

• ア)「女性及び児童の人質」
• イ)「女性性器切除(FGM)の撲滅」
• ウ)「パレスチナ女性の状況及びその支援」
• エ)「国際婦人調査訓練研修所(INSTRAW)の強化」
• オ)「女性、女児とHIV/AIDS」

(2)

合意結論
ジェンダー平等及び女性のエンパワーメントのための資金調達(英語 [PDF形式:60KB]/仮訳 [PDF形式:182KB])