第1節　地域における男女共同参画推進の基盤づくり

内閣府では，男女共同参画に関する業務を行う職員等にとって必要な基礎的知識等を体系的に整理し，人材育成プログラムを作成するとともに，研修や業務に役立つ教材を作成し，男女共同参画センター・女性センター等職員の人材育成を支援する。

文部科学省では，一旦離職した地域の女性人材を対象に学びを通じた社会参画を促進するため，地域の関係機関・団体によるネットワーク形成とその取組の在り方を検討し，全国に普及する。

また，独立行政法人国立女性教育会館では，地域での男女共同参画社会の実現を目指し，女性関連施設の管理職，地方公共団体職員及び女性団体のリーダーを対象に，持続可能な組織の在り方や，第3次基本計画を実現するための施策・事業の在り方を学ぶ，「地域における男女共同参画推進リーダー研修〈女性関連施設・地方自治体・団体〉」を実施する。

さらに，女性関連施設の相談員を対象に，女性に対する暴力や貧困の解決に必要な知識の習得・相談技能の向上等を目指す「女性関連施設相談員研修」を実施する。その他，「大学等における男女共同参画推進セミナー」や大学，女性関連施設等と連携したキャリア教育プログラムの開発・実施，女性関連施設の機能の充実・強化を図るための調査研究等を実施する。