おとう飯

“おとう飯”大使・石橋さん ロングインタビュー

“おとう飯”大使の石橋さんにお話を伺いました。


突然ですが、石橋さんはご自宅で家事や育児はされるんですか?

“おとう飯”大使インタビューの様子1

仕事柄、全国を回っていて家に居ない事も多いんですけど、だいたい週3回程度は、家族のごはんを作っています。それ以外にも、トイレや風呂掃除はやるようにしています。

僕は2児の父親なんですけど、娘と息子が生まれた時は色々とやりました。その後、仕事でだったんですけど、ベビーマッサージ講師資格、ベビー・キッズヨガ講師資格とか取ったりして。まだ、下の子は小さいので、毎朝おむつは替えなどはやっています。

家事や育児に積極的なんですね。

そうですか? 僕のまわりでも家事や育児をする芸人仲間が増えてきた気がします。でも、大使に就任するときに教えてもらったんですけど、日本では、家事や育児に参加する男性がまだまだ少なかったり関わる時間が短いんですよね。

調理人の経験がおありとの事なんですが、家ではさぞやおいしい料理を作られるんでしょうね。

僕は、17歳の頃、中華料理屋でアルバイトを始め、それからレストランなどを渡り歩きました。でも、店で出す料理、独身時代にお腹が空いた時に自分のために作る料理、結婚してから家族に作る料理、それぞれ違うんですよ。

店では、きちんと手間をかけて同じ味の料理を出す。独身時代の料理はお腹をみたせればいい。でも家族に出す料理ってどうすればいいんだろうって、最初の頃は思ってました。お店みたいに材料にお金もかけられないし、何時間も料理はしていられない、独身時代のようにお腹がいっぱいになればいいというわけにもいかない。

美味しいものを作って、きれいな盛付けして食卓に並べたいけど、毎回毎回そうもいかないんですよね。

それでは、どんな料理を作るんですか?

そこで「おとう飯」です。勿論、その時は「おとう飯」って呼んでないですけど。多少見た目が悪くても、簡単に、安い材料でも美味しくできる、そんな料理です。

なるほど! ただ、夫が料理すると、高い材料を買ってくる、その料理のためだけに調味料を買ってくる、料理された後の台所の掃除は大変、という女性の声もありますが。

美味しいものを作りたい、食べさせたいという思いが、家族に迷惑かけちゃうことってあるんですよね。そこで「おとう飯の心得」なんです。普段から使っている材料や調味料で、簡単かつ散らかさない手順で作るんです。それでも、本当に美味しくできます。「鳥もも肉の旨煮」なんて本気で店でも出せると思っています。レンジに入れる容器をお皿として使えば洗いものも少なくてすみますし。

石橋さんは、後片付けまでされるんですか?

勿論やりますよ。「“遠足”は家に着くまで」と一緒です。後片付けまでが「おとう飯」です。誰でもそうだと思うんですけど、後片付けって面倒臭いですよね。だから、最初から後片付けが楽になるようにしておくんです。お皿もワンプレートにしちゃうとか。

最後に“おとう飯”大使としてのメッセージをお願いします。

“おとう飯”大使インタビューの様子2

そもそも家族の料理を作るなんて無理とか、家族に料理を作るとなると立派な料理を作らなくちゃと思って億劫になったりとか、料理をしなかった方がいらっしゃると思うんです。「おとう飯」を知って「自分でも家族のご飯を作れるかも」とか、「そんなに簡単に美味しい料理ができちゃうの」と思っていただけたら、すぐに「おとう飯」にチャレンジしてみてください。「あれ、自分にも出来るぞ」とか「結構、面白い」と思っていただけると思います。そして、作った料理を家族が食べて「美味しい!」って言ってもらえた日には、もう癖になりますよ!

最後に、“おとう飯”大使として、家族のみなさんにお願いです。いくら「おとう飯」でも、これまでやったことがなければそれは大変なんです。だから、文句の一つも言いたくなることがあるかもしれませんが、温かく見守ってあげてください。よろしくお願いします。

「おとう飯」が、男性が家事や育児に参加するきっかけになってくれれば嬉しいです。

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