「共同参画」2024年11月号

トピックス1

「第18回キッズデザイン賞」男女共同参画担当大臣賞について


特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「第18回キッズデザイン賞」表彰式が、9月25日(水)に虎ノ門ヒルズ森タワー4F 虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)において開催され、『誰でも使いやすい 座って囲める「キッチンテーブル」』(積水ハウス株式会社)に男女共同参画担当大臣賞が授与されました。

内閣府男女共同参画局総務課

キッズデザイン賞について

特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催する「キッズデザイン賞」は、子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・サービス・空間・活動・研究を対象とする顕彰制度です。

2007年(平成19年)から始まったこの賞は今年で18回目を迎えました。受賞作品には「キッズデザインマーク」を使用することが認められ、その成果を広く社会にアピールすることができます。

受賞作品の中から、最優秀賞として「内閣総理大臣賞」1点、各部門優秀賞として「経済産業大臣賞」4点、「消費者担当大臣賞」1点、「こども政策担当大臣賞」2点、そして「男女共同参画担当大臣賞」が授与されます。

第9回(2015年)に設けられた男女共同参画担当大臣賞は今年で10回目になります。「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」の中で、産前産後や子育て期の男女が、子どもを産み育てながら社会参加しやすい環境づくりを促す取組のうち、最も優れた製品、サービス、空間、活動、研究に贈られます。


「キッズデザインマーク」
「キッズデザインマーク」


第18 回キッズデザイン賞について

第18回キッズデザイン賞では、応募総数409点から審査委員会の審査を通過した237点が受賞し、そのうち優秀作品にノミネートされた33作品の中から、最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞が選ばれました。

優秀作品に選ばれた33点は、子どもたちにとって安全であることはもちろん、「子どもたちの意思を大切に、自主性・主体性を育む」「現代社会ならではのデリケートな課題への対応」などの観点で優れた作品となっております。

表彰式について

9月25日(水)に虎ノ門ヒルズにて行われた表彰式では、キッズデザイン協議会の坂井会長、吉田経済産業大臣政務官、古賀内閣府大臣政務官、東京都生活文化スポーツ局の折原課長が挨拶された後、益田審査委員長の総評が述べられました。

内閣府、消費者庁、こども家庭庁を代表して出席された古賀政務官は、挨拶において、明治時代に大森貝塚の発見者として知られるエドワード・S・モース教授が、「世界中で日本ほど、子供が親切に扱われ、深い注意が払われる国はない」と述べていることに触れ、現代における「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組を推進することの重要さについて述べられました。

その後、最優秀賞、優秀賞、奨励賞、特別賞の賞状の授与が行われ、積水ハウス株式会社の『誰でも使いやすい 座って囲める「キッチンテーブル」』が男女共同参画担当大臣賞として表彰されました。


古賀政務官の挨拶の様子
古賀政務官の挨拶の様子


男女共同参画担当大臣賞表彰の様子
男女共同参画担当大臣賞表彰の様子


男女共同参画担当大臣賞受賞作品について

『誰でも使いやすい 座って囲める「キッチンテーブル」』は、「たべる」だけでなく「つくる」もコミュニケーションの時間とする、テーブルとIHコンロが一体になった、誰でも使いやすい、座って囲める「キッチンテーブル」です。

座ることで人が集まりやすく、目線の高さが合うので、調理中もコミュニケーションが取りやすくなります。また、作業台が広く、親子で快適に料理ができるので、食育の場にもなります。

働き方の多様化、在宅ワークなどフレキシブルな時間の使い方は時代の要請に応える一方で、家族が同じ空間で共に時間を過ごす機会が減少しています。食というテーマを通じ家族が時間を共有する、場を囲む、その重要性をハードから提案している点が評価されました。


『誰でも使いやすい 座って囲める「キッチンテーブル」』
『誰でも使いやすい 座って囲める「キッチンテーブル」』
(積水ハウス株式会社)


他の受賞作品など、キッズデザイン賞の詳細は、こちらをご覧ください。
https://kidsdesignaward.jp/

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
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