トピックス4
Special introduction:インテル株式会社の取組紹介
社会全体で女性活躍の機運を醸成し、多様性を確保していくことは、男女ともに自らの個性と能力を最大限に発揮できる社会の実現のために不可欠であるとともに、イノベーションの創出と事業変革の促進を通じて企業の持続的な成長、我が国の経済社会に活力をもたらすものです。
今号では、世界で活躍する「インテル株式会社」における女性活躍を推進するための取組をご紹介させていただきます。
内閣府男女共同参画局総務課
インテル株式会社
業種 |
半導体・電気・電子部品メーカー |
設立 |
1976年 |
事業内容 |
テクノロジーを通じて、人々の仕事と生活をさらに豊かにする先進的な技術と製品を開発、提供。 |
インテルのD&Iとは
インクルーシブで責任ある職場、業界、世界を創造することは、私たちの目的の一つであり、ダイバーシティ&インクルージョンは、イノベーションを推進し、ビジネスを力強く成長させる上で重要な手段であると考えています。
また、インクルーシブな文化は、優秀な人材を定着させるために不可欠であり、最高の人材はイノベーションと製品に影響を与えると考え、インテルでは、あらゆるバックグラウンドを持つ従業員が評価され、尊敬され、挑戦し、認められ、報われる職場環境を提供し、従業員の潜在能力を最大限に発揮できるように尽力しています。
女性活躍の視点においては、「上級管理職おける女性比率25%」、「技術職における女性比率40%」を2030年までの目標として掲げ、取り組んでいます。
従業員リソース・グループ
インテルでは、インテル公認の従業員リソース・グループ(ERGs:8 Employee Resource Groups)とリーダーシップ・カウンシル(LC:Leadership Councils)によって、人種、出身国、性自認、親子関係、多様な能力、教育、信仰と信念、およびその他の共通ネットワークを通じて、従業員同士の繋がりを奨励しています。これらに参加することは、従業員同士によるネットワークの構築や業務上の役割では得られないスキルやリーダーシップの経験の向上など、個々の従業員にとって多くのメリットがあると考え、戦略的な機会をつくり、自分事化して活動する仕組みとなっています。
Women at Intel Network(WIN)
ERGsの一つに、女性従業員の繋がり、戦略的機会を通じて成長を支援する『Women at Intel Network(WIN)』があり、各国の組織毎に様々な活動を実施しています。
日本におけるWINの活動も多岐にわたります。特に、年に1度、全ての女性従業員に対して、匿名でのヒヤリング調査を行っています。この調査では、全ての女性従業員が会社の職場環境や必要な支援などについて自由に意見や感想を述べることができます。
重要なのは、その調査であがった声が、それがどんなに些細だと思われることであったとしても、たった一人の意見であったとしても、経営層へ共有し、従業員全員の前で解答を行います。また、女性従業員が多様なバックグラウンドや経験を持ち、異なる視点や考え方を持っていることを示す良い機会にもなっています。
従業員が日々抱えている想い、不安、問題に対して、経営層が自分事化して受け止め、どのように解答をするか考えることは、女性従業員だけではなく、経営層含めて、「全員が考える」という機会を創っており、女性従業員にとどまらず、従業員全員の働きやすい環境への改善に繋がっています。
様々な取り組みを通じて、インテルは女性従業員の活躍を促進し、また、職場のダイバーシティ&インクルージョンを強化しています。
2023年 WIN主催のD&I Eventでの一枚
インテル株式会社のD&Iについては、こちらをご覧ください。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/diversity/diversity-at-intel.html