「共同参画」2023年11月号

トピックス1

こども・若者の性被害防止に関する取組

こどもや若者に対する性犯罪・性暴力は、心身に長期にわたり有害な影響を及ぼす極めて悪質な行為です。今年7月に取りまとめた「こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ」に基づき実施した取組について御紹介します。

内閣府男女共同参画局男女間暴力対策課


緊急啓発期間(8月~9月)の取組

8月~9月の緊急啓発期間には、加害の抑止及び相談窓口や第三者の適切な対応の周知等のため、政府を挙げて集中的に広報・啓発を実施しました。

内閣府では、SNSでの広報の実施に加え、性被害やデートDVの相談先を紹介した若者向けの啓発カードを作成し、自治体等に提供しました。

また、こどもの被害の特徴や被害を受けたときにこどもが見せるサイン、被害を受けたこどもへの適切な対応方法等を広く知っていただくため、下記の2つの取組をしています。

・内閣府とこども家庭庁の共同で、保護者やこどもとかかわりのある大人に向けた啓発パンフレット「こどもたちのためにできること~性被害を受けたこどもの理解と支援~」を作成し、自治体等に周知を依頼

・こどもの性被害に関する啓発動画の作成・発信

広報啓発にぜひお役立てください。


<啓発パンフレット>
<啓発パンフレット>


<啓発動画>
<啓発動画>


 啓発資料・動画は以下のページからご覧いただけます。
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/index.html


男の子と保護者のための性暴力被害ホットラインを開設

性被害は性別にかかわらず受けうるものであることをふまえ、緊急対策パッケージでは男の子が被害に遭った場合の臨時の相談窓口の整備が盛り込まれました。これを受けて、内閣府では「男の子と保護者のための性暴力被害ホットライン」を開設しました(開設期間は12月23日まで)。このホットラインでは、専門的な知見を有する相談員が電話でお話を伺い、心理的サポートを行うとともに、相談内容に応じて、お住まいの地域の専門機関を紹介するなどの支援を行います。匿名で相談できますので、安心して相談してください。

男の子と保護者のための性暴力被害ホットラインを開設

◆利用できる人:男の子とその保護者など

※18歳以上の男性の性暴力被害者の方は「男性のための性暴力被害者ホットライン」(0120-213-533)をご利用ください。

◆相談できる日・時間:毎週金曜日・土曜日 夕方4:00~夜9:00


0120-210-109

詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/boyhotline/index.html


引き続き、すべてのこども・若者が安心して過ごせる社会の実現に向け、本パッケージに盛り込まれた施策を着実に進めていきます。

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019