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• 共同参画 令和5年6月号 [PDF形式:5.1MB]

G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合特集

内閣府男女共同参画局総務課

日本が議長国を務める2023年のG7において、G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が、6月24日（土）・25日（日）に栃木県日光市で開催されます。G7サミット（主要国首脳会議）に合わせて開催される関係閣僚会合の一つであり、G7各国やEU、関係機関の代表が一堂に会し、国際社会が直面する男女共同参画や女性活躍等に関する様々な課題や各国の取組について議論を行います。特集では、本会合についてご紹介します。

G7について

G7は、日本、イタリア、カナダ、フランス、米国、英国、ドイツ（議長国順）の7か国及び欧州連合（EU）が参加する枠組です。G7は、参加7か国の総称としての「Group of Seven」を意味しています。G7の会議には、G7メンバー以外の招待国や国際機関などが参加することもあります。

2023年のG7について

2023年、日本はG7の議長国を務めています。G7議長国の任期は、1月～12月の1年間です。議長国は、サミット（首脳会合）のほかに、特定の分野の担当閣僚を構成員とする関係閣僚会合を開催します。2023年のG7では、10を超える関係閣僚会合が開催されます。これらの会議では、昨年12月の男女共同参画会議における岸田総理の指示を踏まえ、ジェンダーの視点を取り入れた議論が行われる予定です。

これまで日本は6回G7議長を務めており、1979年（東京）、1986年（東京）、1993年（東京）、2000年（九州・沖縄）、2008年（北海道洞爺湖）、2016年（伊勢志摩）にそれぞれサミットを開催しました。2023年は、広島サミットを開催しました。

G7広島サミットの様子（出典：首相官邸ホームページ）

G7男女共同参画担当大臣会合について

G7男女共同参画担当大臣会合は、2017年、イタリア議長国下で初めて開催されました。以降、コロナ禍による中断等もありましたが、これまでに4回開催されており、今年で5回目の開催になります。G7の男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が日本で開催されるのは今年が初めてとなります。

回	開催年	議長国（開催都市）
1	2017年	イタリア（タオルミーナ）
2	2018年	カナダ（米国・ニューヨーク）
3	2019年	フランス（パリ）
4	2022年	ドイツ（ベルリン）
5	2023年	日本（栃木県・日光）

昨年ドイツ（ベルリン）開催された会合の様子

G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合の概要

G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合は以下の要領で開催されます。

W7は、G7の公式なエンゲージメントグループの1つであり、ジェンダー平等と女性の権利に関して、世界中の市民社会から声を集め、G7に対して提案を行う市民社会組織の集まりです（https://women7.org/）。また、GEACはG7の首脳に対してジェンダー平等の実現と女性のエンパワーメントの促進に向けた提言を行う外部諮問機関です（https://g7geac.org/）。

会合は、日本が議長国を務めるG7におけるジェンダー主流化の流れをより強固なものとするとともに我が国の男女共同参画・女性活躍に関する取組の国際社会への発信及び一層の進展の契機とすることを目指して開催します。

会合では、特にコロナ禍での経験及びコロナ禍の経験を踏まえたジェンダー平等及び女性・女児のエンパワーメントを加速するための取組とともに、女性が自らの希望に基づき、個性と能力を最大限に発揮することで女性の経済的な自立が実現できる社会の実現に向けた取組について、分野横断的に議論を行うことを予定しています。また、会合の成果文書として、共同声明を取りまとめる予定です。

会合の様子は、今後、「共同参画」で紹介するとともに、内閣府男女共同参画局のHPに掲載する予定です。

詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_g7g8/g7_2023ministerial-meeting.html

G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合ロゴマーク

サイドイベント

毎年6月23日～29日の1週間は「男女共同参画週間」です。本週間の期間中に、前述の通り、G7栃木県・日光男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が開催されるほか、6月24日（土）に令和5年度「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」も開催されます。