「共同参画」2023年3・4月号

トピックス3

性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関するワークショップ開催報告
内閣府男女共同参画局総務課

性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消に向けた取組の一環として「性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関するワークショップ」を開催しました。


■ 開催の目的

男女共同参画の取組の進展が未だ十分でない要因の一つとして、社会全体において固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)が存在していることが挙げられます。

無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)とは自分自身は気づいていない「ものの見方やとらえ方のゆがみや偏り」をいいます。自分自身では意識しづらく、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」と呼ばれます。

内閣府男女共同参画局では、性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消に向けた取組の一環として、自身のもつ性別役割意識をはじめとするアンコンシャス・バイアスについて認識するとともに、理解を深めることなどを目的に、令和3年度に実施した性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究を基に作成した事例集、チェックシート、さらに令和4年度の最新の調査結果も踏まえたワークショップを開催しました(地方公共団体向け2回、企業向け2回、メディア向け1回の計5回)。


開催概要
対象男女共同参画関連施策、広報、人事業務に従事する地方公共団体、企業、メディア関係の担当者
内容●全体向け講義
●グループディスカッション
●発表、意見交換
開催形式オンライン開催

■ ワークショップの様子

ワークショップでは、講師から、アンコンシャス・バイアス調査結果概要等を踏まえた問題共有や課題分析について全体向け講義が行われた後、グループディスカッションにおいて、自組織の取組事例の紹介、現状と課題の共有などを行いました。


ワークショップの様子


■ 参加者の感想

  1. 他市の取組状況などの話を伺うことができて大変有意義な時間でした。
  2. 他社の参加者・講演者・内閣府作成の動画を通して改めて今どのような「アンコンシャス・バイアス」が(まだ)存在しているのかが理解できました。
  3. 内閣府の調査結果及び他社事例を多くお聞きでき、参考になりました。
  4. アンコンシャス・バイアスについて他企業の取組を聞けて参考になりました。アンコンシャス・バイアスの見える化、研修を参加型にする工夫など、取り入れたい事例がたくさんありました。
  5. その場の雰囲気を壊さないように、アンコンシャス・バイアスと感じられる言葉を聞き逃していることが多かったが、今後は、不愉快である、違和感があるという意思をはっきり伝えられるようにしていきたいです。

ワークショップの開催報告について、男女共同参画局のホームページにも掲載しています
https://www.gender.go.jp/public/event/2022/index.html

性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に関する調査研究についてはこちら
https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/seibetsu_r04.html

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