「共同参画」2022年12月号

トピックス3

第6回理工系女子応援ネットワーク会議を開催
内閣府男女共同参画局推進課

内閣府は令和4年10月17日(月)に「第6回 理工系女子応援ネットワーク会議」を開催しました。オンラインで開催し、全国から89団体・131名に出席いただきました。


1.理工系女性人材の育成に係る基調講演

お茶の水女子大学理系女性育成啓発研究所より「女子中高生の理系への進路選択を後押しするために」と題し、基調講演をいただきました。我が国の理系女性人材の層を厚くするために、中等教育において女子生徒が理系分野に興味や関心を抱く機会を提供する目的で、同研究所では理系女性ロールモデル講演会「リケジョ-未来シンポジウム」のほか、21年度の独自の取組として、海外研究者による「グローバル講演会」や、専用のSNSを利用した「VR体験セミナー」等、ロールモデルとの交流や最先端の研究に触れられるイベントを展開されています。さらに、生徒だけでなく教員・保護者を対象とした講演会についても紹介いただき、女子生徒の理系への進路選択を周囲から後押しする重要性についてもお話しいただきました。


女子中高生の理系への進路選択を後押しするために スライド
お茶の水女子大学理系女性育成啓発研究所


2.夏のリコチャレ取組事例発表

取組事例発表①として、企業と自治体が協働し、オンラインと対面のハイブリッド方式で実験教室を開催した、ライオン株式会社と明石市に発表いただきました。イベントでは、ライオンと明石市を含む各自治体の会場をオンラインで繋ぎ、実験の進行と操作のフォローを役割分担することで、よりきめ細やかでスムーズな運営を実現しました。企業と自治体が事前に対面で打ち合わせを行うなど緊密に連携・協力することで、各地の子供たちにも実践的なコンテンツを提供できるという好事例です。

取組事例発表②として、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の取組を発表いただきました。人工イクラを作る実験やVR体験等、事前準備が必要な実験をオンラインで行うにあたり、実験準備手順の動画を作成し、当日はそれを示しながら担当者が準備をサポートしたことや参加者の安全確保のため保護者等の付き添いを必須としたこと等、工夫点についても御紹介いただきました。


女子中高生の理系への進路選択を後押しするために スライド
ライオン・明石市

女子中高生の理系への進路選択を後押しするために スライド
産業技術総合研究所


3.グループディスカッション

本会議には、夏のリコチャレや独自の取組によりイベントを実施いただいている団体、イベントの実施に興味のある団体、自治体等、様々な団体に参加いただきました。グループディスカッションでは、イベント実施済みの団体からイベントの工夫点を発表したり、ノウハウを共有いただいたほか、これからイベントを実施したいと考えている団体の疑問点を解消したりと、参加者の間で活発に意見交換がなされました。


「理工系女子応援ネットワーク会議」の詳細は下記リンクを御覧ください。
https://www.gender.go.jp/c-challenge/dantai.html


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