「共同参画」2021年1月号

トピックス3

APEC BEST AWARD(女性起業家コンテスト)
内閣府男女共同参画局総務課

APEC Business Efficiency and Success Target(BEST)AWARD

「APEC Business Efficiency and Success Target(BEST)AWARD」は、中小企業の優れた女性起業家を表彰するビジネスコンテストです。APEC域内では企業の大多数が中小企業ですが、その中で女性の経営者は少数です。コンテストは、女性起業家のベストプラクティスを広く共有することで、新たな女性起業家を応援し、経済を活性化させることを目的として2016年から開催されています。本年は、「ポストパンデミックからの回復における女性のビジネスリーダーシップ」をテーマに、11月12日と13日の2日間にわたってオンラインで開催されました。2日間合計で、11のエコノミーから20名の女性起業家が参加しました。

日本からは、令和元年度「女性のチャレンジ賞」受賞者の小林コトミ氏が参加

オンラインで参加する小林氏
オンラインで参加する小林氏

日本からは内閣府主催 令和元年度「女性のチャレンジ賞」を受賞した小林コトミ氏(株式会社シードハウス 代表取締役、株式会社ブルーコンパス 取締役、株式会社Manabelle 取締役)が参加しました。小林氏は女性起業家支援、学習塾の経営、女性向けのプログラミングアプリの提供など、女性のビジネスでの活躍や女子学生のキャリア形成に向け、多岐にわたった支援を行っています。小林氏は起業のきっかけや想い、事業の目的についてプレゼンテーションを行いました。また、審査員からは小林氏の事業や、女性活躍推進のための取組についての質問がなされ、高い関心を集めました。残念ながら受賞はなりませんでしたが、小林氏のプレゼンテーションは評価も高く、小林氏の女性経営者としてのスキルに対し、コンテストのプロジェクトリーダーから賞賛の言葉が贈られました。

学習塾の生徒や保護者も小林氏のプレゼンを応援
学習塾の生徒や保護者も小林氏のプレゼンを応援

小林氏コメント

APECに参加する世界の女性リーダーが活躍している組織には共通点がありました。いずれも女性雇用の割合が高く、丁寧な人材育成を行っていることです。それぞれの国で抱えている問題を女性目線の切口で解決する女性たちと出会えたことは、すばらしい財産になりました。私の経営する「ブルーコンパス」では、全ての女性が自身の想いや経験を形にした持続的な活動で社会参画できるよう、能力育成を事業化しています。日本ではまだ珍しい業態ですが、自分たちの挑戦が世界の最先端において共感されたことは、自分の取組が間違っていないと励みになりました。日本の女性たちが今後、様々な分野で活躍をしてくれることを期待しています。

APEC BEST AWARD 2020の様子は以下にも掲載しています。
男女共同参画局HP:
https://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_apec/wef2020.html

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
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