「共同参画」2021年1月号

特集2

ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021
内閣府男女共同参画局総務課

令和2年11月27日(金)、日経BPがその年に最も活躍した、働く女性に贈る日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2021」(株式会社日経BP主催、内閣府後援)の表彰式が行われました。様々な地域・分野・年齢の働く女性の中から選ばれた、大賞および受賞者の7名を御紹介します。


大 賞

ビザスク 代表取締役CEO 端羽英子さん
ビザスク 代表取締役CEO 端羽英子さん

大学卒業後、金融機関で企業ファイナンスに携わるも、妊娠出産のため1年で退職。子育てをしながら、米国公認会計士資格や、MBA(マサチューセッツ工科大学)を取得。

元々起業したかった。そのためのビジネスモデルを考える中で、個人が売り手になれるプラットフォームを作ろうと思い立った。何ならば売れるか。自分は文系総合職で特別なスキルはない。そこで、人がモノを勧めるECサイトを作ろうと考えた。きっといけるだろうと思ったが、金融時代の同僚に相談したところ「何かうまくいかない気がする。」と言われ、その人の知り合いの知り合いと伝手をたどって最終的に出会ったECサイト事業経験のある人からはアイデアを酷評された。しかし、その酷評が大変勉強になったし、話を聞いた時間にお金を払いたいほどの価値を感じた。この人にもっと早く出会いたかったと感じた。

この経験から、ビジネス知見に特化したスキルシェアプラットフォーム「ビザスク」を立ち上げた。2020年、東証マザーズに上場。従業員も128人に。


受賞者

受賞者

READYFOR 代表取締役CEO 米良はるかさん(前列右から3人目)

自身が運営するクラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」でコロナに関する基金を立ち上げ。投資型以外では史上最高の10億円近くを集め、公的支援の届きにくい場所へ支援。


メロディ・インターナショナル CEO 尾形優子さん(前列左から2人目)

妊婦のオンライン検診システムを開発。使い勝手の良さと低価格が評価され、地方から世界まで導入が進む。


ピーステックラボ 代表取締役社長 村本理恵子さん(前列右から2人目)

10年ごとに新しい世界で挑戦する生き方を貫き、今回の起業は「第5の人生」。個人間レンタルを起業し、コロナ禍で急拡大。


キリンホールディングス 執行役員、ヘルスサイエンス事業部長 佐野 環さん(前列左から1人目)

過去の別ブランドヒットの経験に甘んじることなく、学び直しを経て、不振にあった乳酸菌事業の再ブランディングに挑戦・成功。


一般社団法人ベンチャー型事業承継 代表理事 山野千枝さん(後列左から3人目)

ゼロからの起業ではなく、中小企業の「アトツギ」に着目。「アトツギ」独特の課題や重要性に着目して、一般社団法人を設立し、後継者による新規事業創造を後押し。


オアシススタイルウェア 代表取締役 中村有沙さん(前列右から1人目)

機能性と見た目を両立した「スーツに見える作業着」がヒット。アパレルと無関係の水道工事会社での取組だったが、周囲の知見をうまく活用し快挙へつなげる。

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
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