「共同参画」2016年12月号

お茶の水女子大学には、現在、以下の3施設が並存し、各々の特色を活かした乳幼児教育を行っている:附属幼稚園、附属いずみナーサリー、文京区立お茶の水女子大学こども園。芝生を敷いた中庭等を子ども達の遊び場に開放していることもあって、学内を行き来する際に、楽しく遊ぶ子ども達や保育士の方々と遭遇する機会も多く、子ども達の無邪気な笑い声は私たちに元気を与えてくれる。幼稚園とこども園は一般の方々向けの施設であるが、ナーサリーは2002年に学内保育所として設置され、2005年から附属施設として運営を安定化したもので、教職員と学生達のための子育て支援施設として活動を続けている。学部学生と大学院生には、保育料の2分の1を大学から支援しているが、某企業経営者の方から「こんな素晴らしい女性支援策は他にはない」とお褒め頂き、学生たちへの支援を当然の事と思っていた私たちは少々驚いた経験がある。こうしたささやかな支援策がどこでも当たり前に実施されるようになることが、男女が真に協働できる社会作りに役立つのではないかと思っている。


国立大学法人お茶の水女子大学長、
男女共同参画推進連携会議議長
室伏 きみ子

12月13日、14日 WAW!2016(東京都港区)
平成29年1月19日 ダイバーシティ・マネジメントセミナー(東京都千代田区)
平成29年1月26日 「企業×女性起業家のマッチングイベント ビジネスにも運命の赤い糸ってあるんです
─WEPs(女性のエンパワーメント原則)の実現に向けて─」(東京都中央区)
平成29年1月30日 女性のための公務研究セミナー(京都大学)
平成29年2月3日 ダイバーシティ・マネジメントセミナー(大阪府大阪市)
平成29年2月10日 女性のための公務研究セミナー(お茶の水女子大学)