「共同参画」2009年 10月号

「共同参画」2009年 10月号

行政施策トピックス2

第14回APEC女性リーダーズネットワーク(WLN)
会合への参加
男女共同参画局総務課

平成21年8月4日(火)~5日(水)、シンガポールにおいて、第14回APEC女性リーダーズネットワーク(WLN:Women Leaders Network)会合が開催されました。WLNは、APEC加盟21カ国・地域の産業界、学界、行政、市民団体等の女性リーダーから構成されるネットワークであり、男女共同参画社会の実現のために女性達の経済活動の発展に寄与することを目的として、1996年以来毎年、APEC議長国で会合が開催されています。

会合の概要

シンガポール地域開発・青少年・スポーツ省(MCYS)が主催し、「APECにおける女性と持続的発展」をメインテーマに、全体会合及び分科会が開催されました。

会合には、APEC域内から約600名(うちシンガポール国内からの参加は半数)が参加し、我が国からは、男女共同参画局及び民間の女性リーダーら9名が参加しました。

会合の初日には、シンガポール首相及びMCYS大臣による挨拶があり、参加者を歓迎しました。最終日には、会合の成果として、APEC首脳に向けたWLN提言文書が採択されました。

閉会式では、今次WLN会合議長から次回会合開催国である日本のWLN実行委員長(内永ゆか子氏)にWLN旗が引き継がれ、内永氏より、次回WLN会合の開催時期(2010年9月)や次回会合の成功に向けた所信表明が行われました。

プログラム

会合では、2日にわたって全体会合と分科会が行われました。それぞれの主なテーマは以下のとおりです。

全体会合

・APECにおける女性:未来への挑戦と大志

・ビジネスにおける女性(武川恵子内閣府大臣官房審議官がパネリストとして参加)

・嵐を切り抜ける:昨今の財政環境における女性の経済機会の向上

分科会

・知識経済における女性

・トリパティズムと社会起業における女性

・仕事と生活の調和

提言文書の採択

会合の成果として、男女共同参画及び女性の経済的保証を促進する政策やプログラムの考究を通して、女性の経済機会を最大限にするよう要求する、APEC首脳に向けた10の政策提言をまとめた提言文書が採択されました。

その他の女性関連会合

第14回WLN会合の他に、以下の関連会合等が開催されました。

・8月3日:APEC 女性のためのデジタル・エコノミー・フォーラム

・8月6日:APECジェンダー分析ワークショップ

・8月7日:第7回APEC男女共同参画担当者ネットワーク(GFPN)会合(*2010年日本にて開催予定)

男女共同参画局HP:

http://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_apec/wln.html

WLN公式HP:

http://www.apecwln.org/