6月24日(土)に栃木県宇都宮市で、「令和5年度 男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」を開催しました。今回の全国会議は、6月24日~25日に栃木県日光市で開催しましたG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合のサイドイベントとして、東京以外の地で初の開催となりました。
主催者挨拶
はじめに、小倉内閣府特命担当大臣(男女共同参画)は冒頭の挨拶で、「G7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合において、我が国としても着実に取り組んでいることをアピールするとともに、男女共同参画社会の実現や女性活躍の推進に向けて、G7各国全体としての取組がさらに進むよう、議論を進めてまいります。併せて、栃木県や日光の魅力を参加各国の皆様にしっかりと伝える、そうした機会にもしたいと思います。」と述べられました。
男女共同参画週間キャッチフレーズ表彰
優秀賞の福田美月さんは残念ながら御欠席でしたが、最優秀賞の戸塚俊作さん、優秀賞の中村峻さんのお二人に記念のトロフィー等を授与し、スピーチをいただくなど、華やかな表彰式となりました。
女性のチャレンジ賞表彰
女性のチャレンジ賞(個人3名、団体2先)、女性のチャレンジ支援賞(個人2名、団体1先)、女性のチャレンジ賞特別部門賞(テーマ:国際的なチャレンジ、個人3名)が決定され、表彰状を授与しました(女性のチャレンジ支援賞 1名御欠席)。
こども未来サミット宣言文の手交・意見交換
G7栃木県・日光こども未来サミット(5月27日に東武ワールドスクウェアで開催。詳細はこちら。)で発表した宣言文を取りまとめた「G7栃木県・日光こども未来サミット宣言書2023」を、栃木県の中高生から小倉大臣に手渡ししました。
その後、小倉大臣と中高生12名で意見交換を行いました。意見交換では大臣から、「こども未来サミットに参加する前後で、どのように意識が変わったか。」、「宣言文をつくる中で工夫した点や苦労した点はどのようなことか。」、「私(小倉大臣)に伝えたいこと」の3点を質問し、中高生と様々な意見交換を行いました。
記念講演「未来に向けたジェンダー平等:英断と継続」
2023年ジェンダー平等アドバイザリー評議会(GEAC)議長の白波瀬佐和子氏にご登壇いただき、「未来に向けたジェンダー平等:英断と継続」をテーマに記念講演を行いました。
白波瀬氏から、経済的参画、教育達成、健康・寿命、政治参画の4つの柱からなるジェンダーギャップ指数(GGI)についての日本の状況、また、G7広島サミットに当たり、GEAC2023(※)による提言について紹介され、そのポイントとなる資金調達、教育、平和構築、データという4つの視点からジェンダー平等に向けた取組の重要性について触れられました。
最後に、「長きにわたって継続してきたジェンダー格差の縮小と解消には、継続的な英断が必要であり、自分の選択肢以外のところで、選択肢が限定される状況を一刻も早く改善しなければならない。ジェンダー平等は、新たな成長モデルを展開するには不可欠である。」と述べられました。
(※)GEAC2023:2023年ジェンダー平等アドバイザリー評議会