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平常時から女性の視点から必要な施策を考え、地域防災計画や各種マニュアルに反映させ、発災時には女性の困難やニーズに的確に答えることが重要です。そのためには、防災・危機管理担当部局に女性職員を配置する、庁内で防災・災害対応に携わるすべての職員に女性の視点からの災害対応研修を実施する等に取り組むことが有効です。
防災・危機管理担当部局の職員の男女比率を庁内全体の職員の男女比に近づける。
庁内職員に対して、ガイドラインを踏まえた防災研修・訓練等を実施する。
防災研修・訓練は、防災・危機管理担当部局と男女共同参画部局・男女共同参画センターとが連携して実施する。
地方防災会議や意思決定層に女性比率が高まることで、防災計画の中に女性の視点に立った対策が取り入れられ、男性が見落としがちなニーズや必要な対策に対応できるようになります。
地方防災会議の女性委員の割合を3割以上とすることを目指す。
市町村は、女性委員がゼロの場合は、早期に女性委員を登用する。
医療・福祉関係の専門家(保健師、助産師、看護師、保育士、介護士等)、民生委員等は、災害対応に深くかかわることから、こうした女性を登用する。
庁内職員を任命する際には、女性職員を積極的に登用する。
発災時に女性の視点からの取組が迅速かつ適切に行われるためには、平常時から防災・危機管理担当部局と男女共同参画担当部局が連携し、地域防災計画において、男女共同参画担当部局と男女共同参画センターが果たす役割や位置づけを定義し、記載しておくよう努める必要があります。それにより、災害の初動段階から、女性の視点に立った情報提供や問題提起ができるようになります。
男女共同参画部局・男女共同参画センターの役割を位置づける。
作成・修正に関する意思決定の場へ多様な女性の参画を促進する。
住民参画によるワークショップや意見交換会の際、女性だけの話し合いの場の設置等の工夫をする。
避難所運営マニュアル策定の過程で、女性や多様な人々が参画し、女性の視点を考慮した項目(妊産婦・乳幼児を持つ女性への支援、性暴力・DV防止のための安全対策、避難所運営のための女性の参画の推進等)や設備の設置(授乳室、男女別の更衣室、女性専用の休養スペース等)等を記載しておく必要があります。
マニュアルは検討の初期から女性が参画する。
住民参画によるワークショップや意見交換会の際には女性だけの話し合いの場の設置や個人単位の住民対象のアンケートの実施等の工夫をする。
避難所で必要となる避難者名簿、部屋札、意見箱、多言語シート等を事前に準備する。
備蓄チェックシートを活用し、男女共同参画担当部局と防災・危機管理担当部局が連携し、女性職員の参画を得ながら、女性の視点に立って、必要かつ十分な備蓄を行うことが極めて重要です。
ガイドラインの「備蓄チェックシート」 を活用し、女性職員の参画を得ながら、 女性と男性のニーズの違い等を踏まえて品目を選定し、必要かつ十分な物資を備蓄する。
輸送・流通等の関係団体や企業と必要な協定を締結する。
女性用品や乳幼児用品、衛生用品等について住民の備蓄を促す。
防災の意思決定過程や災害対応の現場に⼥性が参画するには、参画する⼥性リーダーの育成を推進することが重要です。女性の防災人材が増えることで災害対応に女性の視点が反映され、女性と男性のニーズや影響に配慮したきめ細かな支援を行うことができます。
【自主防災組織】
自主防災組織における女性の参画を促進する。
性別による役割の固定や偏りがないよう、自主防災組織内の活動分担に配慮する。
女性リーダーの育成を推進し、リーダー同士の連携や情報共有を図る。
【女性団体を始めとする市民団体等との連携】
女性団体や、社会福祉協議会・NPO・ボランティア・企業・学生等の多様な主体と連携・協働する。
【防災知識の普及・訓練】
女性と男性がともに参画する防災訓練を、地域や、企業、学校等多様な場で定期的に実施する。
男女共同参画担当部局や男女共同参画センターは、関連機関の職員や地域住民等への研修・啓発講座等のほか、地域の防災リーダーとなる女性人材の育成や男性リーダーの理解促進に取り組む。