理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
仮イメージ

海外の大学、大学院で化学を専攻し博士号を取得しました。帰国後就職した会社では、英語力を武器に新規事業の立ち上げやシリコンバレーのVCと連携しベンチャー企業との協業などを経験しやりがいを感じていたものの、化学関連の仕事に携わりたいと再認識し転職、現職に至ります。

理工学系分野を選択した時期・理由

幼少期から父の影響で科学全般に興味を持っていたことから、物心が着いた頃には理系に進むのだろうな、と何となく考えていました。ただ海外の大学は入学時に正式に専攻を決める必要がない為、入学後2年間は数学、物理、コンピューターサイエンス、インテリアデザインやミュージックなど様々な科目を履修しました。その中で自分の強みを活かせるものが化学であることに気づき、大学3年時に正式に化学を専攻しました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

OpenEye, CMSはケイデンス社のヘルスケア部門で、創薬研究に使われるソフトウェア、及びその計算プラットフォームを開発・販売をしています。私はアプリケーションサイエンティストとして製品のプリセールスからアフターセールスまで、技術的・科学的なカスタマーサポート業務全般を担当しています。お客様は製薬企業やアカデミアなどで日々新しい薬の開発に取り組まれている方々な為、お客様のサポートを通して創薬の研究に携われることにとても魅力を感じています。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

皆さんは私のことを、大学院まで行くくらいなので、さぞかし化学が好き・得意なのであろうと思われるかもしれませんが、化学の中でも苦手な分野はあります。それでも博士号を取得するまで頑張ることができたのは、研究の面白さに気付くことができたからです。世界の誰も知らない・気づいていない現象を目の当たりにした時のとてつもない高揚感は、今でもはっきり覚えています。心から楽しい、ワクワクすると思えるものに出会えたので、しんどい時もありましたがとにかく夢中でした。
また、社会に出るとチームで仕事をすることが多くなります。一人で何でも出来る必要はありません。苦手な分野があるのなら、それを得意とする人の力を借りれば良いのです。
皆さんも苦手意識に捉われず、心がワクワクするものを見つけて、そして見つけることが出来た時には勇気を持って、自分なら出来ると信じて一歩踏み出して頂きたいと思います。応援しています。

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