先輩からのメッセージ
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岩井 愛さん
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北海道大学大学院工学研究院

応用化学部門 機能材料化学分野
界面電子化学研究室
助教
自己紹介
研究分野・内容:金属表面の科学と化学に関する研究を行っています。
所属学会:表面技術協会、電気化学会、軽金属学会、金属学会、The Electrochemical Society
受賞:表面技術協会 進歩賞など
理工学系分野を選択した時期・理由
まず、理系を選択したのは高校2年生に進級するタイミングでした。文系・理系のいずれも興味をもてる分野があり、どちらを選んでも楽しそうだとは感じていました。中学生の時から様々な科目の中で英語が一番好きでしたが、英語を「目的」として学ぶのか、「手段」として学ぶのかを考えた時に、わたしには後者の方が合っていると思い、英語を専門として学ぶ道は選びませんでした。また、当時は(今もかもしれませんが)「理系女子」という存在が少数派でした。せっかくなら少数派の道を選んだほうが、自分らしい経験ができて人生が面白くなるのではないかと思ったのも、正直なところです。
工学分野を選んだのは、大学に入学した後です。大学1年生のときに受けた講義を通して、身の回りにあるすべての物質は周期表の元素から成り立っていること、金属材料は表面の構造を少し変えてあげるだけで様々な特性を引き出せることに奥深さと魅力を感じ、工学部への進級を決めました。
現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ
現在の研究の中心テーマは「アルミニウムのアノード酸化」です。その基盤となる技術は、日本で約100年前に見出されたものであり、工業的にも成熟した分野です。しかし、実験条件や視点を少し変えて工夫してみると、今でもたくさんの「世界初」の発見に出会うことができています。また、成熟している分野だからこそ、「当たり前を疑うこと」の面白さもあります。
研究は、大学入試までのように答えが決まっている問題を解くのとは異なり、正解にたどり着けないこともよくあります。それでも、試行錯誤を重ねながら考える過程そのものや、一緒に研究をしている学生の新しい視点に触れること、専門の異なる研究者と議論するプロセスに大きな魅力があります。わたしは、そのような毎日の積み重ねに研究者としての楽しさを感じています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
「自分の人生は自分で選ぶ」といっても、情報があふれている今、たくさんの選択肢が目の前に広がって見えて、迷うことも多いと思います。経験豊富な周りの人たちのアドバイスを聞くのも大切です。しかし、アドバイスをくれる人たちが10代・20代だった頃の社会や働き方、進路の選択肢は、今の皆さんを取り巻く環境と大きく異なっているかもしれません。だからこそ、「周りの人がすすめるから」「少数派になるのは不安だから」といった理由だけで、自分の可能性を狭めてしまうのはもったいないと思います。
そして、人は知っているものにしか憧れられません。視野を狭めすぎず、様々なもの・ことに触れて、自分の可能性を広げてみてください。
今のあなたを一番よく理解しているのはあなた自身です。そして、未来がどのような世界になるのかは誰もわかりません。お互い、10年後、20年後に「こういう自分になっていたら素敵だな」と思える姿を目指して、日々頑張っていきましょう。














