高校時代に環境分野に興味があり環境系の学部に進学しました。実は高校までは文系だったのですが、進学先が文理融合の学部で、大学入学後も文理の選択ができるという特徴を持っていました。実際の授業を通して理系分野に興味を持ったため大学2年生の時に理系を選択しました。

在学時は動物細胞を使って細胞組織の分子生命応答を研究していました。

自分の設計した装置が出来上がり、実際に現場で利用されているところを見るとうれしくなります。
また、当社の装置の利用分野は、土木、農業、水産、食品など多岐にわたります。
仕事を通じて、様々な分野の知識を得ることができる点も面白いと感じています。

さらに、当社の水処理装置は「ファインバブル」というマイクロ、ナノサイズの泡を使って処理を行います。この「ファインバブル」という技術は、日本発の革新的技術で近年研究が盛んになってきています。現在は日本が主体となり、国際的な規格の整備を行っています。当社も国際標準化機構（ISO）の規格や日本工業規格（JIS）の整備に関わっており、このような日本国内、世界的な枠組みの制定の一端に関わることができるのも魅力だと感じています。

当社の主力商品は土木関連機器で、私の普段の業務も装置の設計です。私は大学では生理学系のことを学んでいたため、全くの畑違いの会社に入社するに当たり入社前は「今まで学んだことが活かせるのか？」「本当にやっていけるのだろうか？」という不安がありました。しかし実際は今までの経験が思いもよらぬところで役に立ったり、今まで経験したことは無駄にならない！と思う場面が多々ありました。

むしろ、異分野・異業種の人との関わりがひらめきやヒントを与えてくれると感じています。その点、私は学生時代積極的に自分の世界を広げようとはしておらず、今になって後悔しています。女子高校生・女子学生の皆さんには自分の知らない分野に触れ、たくさんの人と出会い、刺激を受けてほしいと思います。