理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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坂本麻衣子仮イメージ
  • 坂本 麻衣子 さん
  • 長崎大学工学部・准教授
  • 研究分野:地域計画,合意形成論,国際開発援助計画
  • 所属学会:土木学会,水文・水資源学会,都市計画学会,自然災害学会,地域学会,グループ・ダイナミクス学会,日本交渉学会

工学系分野を選択した時期・理由

高校のときに数学と理科が好きだったので,理系の学科を志望しました。土木工学科を選んだのは,建築と土木で迷ったときに,建物以外はすべて土木と聞いて,それなら範囲が広い方が良いなと思ったからです。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

教育と大学の運営,そして研究,これらすべてを高い水準でこなすことが要求されるので,かなり大変なところはありますが,どのように時間を使うかとか,実際にどのようにこなすかはすべて自分の責任のもとで自分で決められるので,やりがいがあることは間違いないです。どのような結果になろうとも,それはすべて自分の責任であるという状況は,おそらく仕事としてはとても理想的なものなのではないかと思います。また,私の専門が土木関連の計画学なので,最近はまちづくりなどにも関わっていて,必然的に,若い学生さん,地域の住民の方々,行政の方々,そして国内外の老若の研究者の方々と日々コミュニケーションを取る必要があり,自分の幅が広がっている感じで,色々な人と交流できることもおもしろいと思います。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

理系科目で苦手なものがあるから,理系には進学しないというのは非常にもったいない話だと思います。大学進学の段階で,多くの仕事を選択できる可能性を,たかだか苦手な科目があるということぐらいで捨ててしまうからです。本気で勉強して面白くない科目なんかきっとありません。わからなくなったら基本的なところに立ち戻るということをくり返せば,きっと理系的な思考法もいつの間にか身につくものと思います。そして,理系の学科といっても,文系のような内容を扱っている分野もありますし,とにかく自分の可能性を早い段階で捨ててしまわないことが重要だと思います。また,理系分野は女性が少ないという現状ですから,女性がこれから優先的に採用されていくというチャンスがあるということでもあると思います。そういう意味でも,ぜひとも理系進学を選択肢として考えてみてほしいなと思います。

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