理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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諏訪裕子仮イメージ
  • 諏訪 裕子 さん
  • GE横河メディカルシステム株式会社
  • MR技術部 エンジニア
  • MRIの開発に携わり、MRIにより画像を得るためのプログラミングが主な仕事です。

工学系分野を選択した時期・理由

高校生の時の文系と理系のクラス分けの際に理工系分野を選択しました。数学が好きな科目で、化学や物理にも興味があったため理系クラスを選択したのが、理工系に進んだきっかけです。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

近年の技術革新により、様々な病気の早期診断が可能になってきています。体にできるかぎり負担をかけずに行うことのできる画像診断は、このような早期診断において重要な位置を担っていると思います。
仕事を通して医療分野の発展や一般の人々の健康に貢献でき、人間の体の構造や色々な医療知識などを勉強できることに大きなやりがいを感じています。もちろん、医療分野に携わることに対し、責任を重く感じることもあります。しかしその分、自分の携わった製品が世界中の病院で使用され、現場からの良い評判を聞いたときは、仕事に対する充実感と大きな喜びを感じることができます。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

医療関係に携わる仕事をしているからかもしれませんが、私たちが技術を提供し、貢献しているのは男性だけではないことをよく感じます。例えば、女性特有の病気を見つけるためには、専用の製品を用いることがあります。そのような技術開発では、女性の視点はとても重要で、大きな活躍の場であると思います。
同様に、どのような職種においても、女性の視点というのはとても大切だと思いますので、これから社会で活躍する皆さんにも、やりたいことにはどんどん積極的に挑戦して頂きたいと思います。
技術分野では男性が多く、そのような職場に対して不安を感じることがあると思います。私が現在働いている技術部にも男性が多くいますが、女性であることを不利に感じることはありませんし、性別に関係なく誰もが活躍できる職場です。
また、出産や子育て等、家族のために時間をとる必要がある時には、在宅勤務等、勤務体系にかなりの柔軟性があり、男女ともに利用している人はたくさんいます。このように周囲の理解があるため、産休や育児休暇をとった後にも復職がしやすく、そのような先輩もたくさんいます。
理工系の分野は日々発展しており、その発展には想像以上に多くの女性が携わり、貢献しています。皆さんも興味のある分野がありましたら、積極的に取り組んでみてください。

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