理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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摂南花子(仮名)仮イメージ
  • 摂南 花子(仮名) さん
  • 摂南大学助教授
  • 複合現実感、画像処理、色彩情報に関する研究に従事。電子情報通信学会、情報処理学会に所属

工学系分野を選択した時期・理由

子供の頃、父が教えてくれた自然界の法則が不思議で面白かったことをきっかけに、物理学や数学などの理系分野に興味を持ちました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

MR(Mixed Reality; 複合現実感)技術を用いて、文化財の色彩を仮想修復する研究を行っています。MR技術とは、現実世界と仮想世界を融合する最先端技術です。この技術を利用して、職人の技術や莫大な時間を必要とせずに、文化財の色彩を直接触れることなく劣化前の状態に復元します。このような現実世界に存在しない情報を可視化し、様々な現象をシミュレーションすることで、美術館や博物館の作業を支援できることは、大変にやり甲斐のある仕事だと思っています。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

「女性だから」という声は、社会人になると非常に大きなものとなります。この言葉は就職試験に始まり、仕事内容や昇格など多くの場で女性の頭を擡げます。しかし、「働く女性白書2004」によると、非事務系でこの声は聞かれなくなっているようです。近年にみられる実力主義の傾向からでしょうか。また、同報告によると専門的な能力を持つ女性が働ける分野は、広がり続けているそうです。理工系は専門性の高い分野だと思います。皆さんも「女性だから」ではなく、「社会人として」専門分野を極めてください。

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