「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- 埼玉大学
- Saitama University
- さいたま市桜区下大久保255
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埼玉大学
組織概要
埼玉大学は、1949年、文理学部、教育学部の2学部をもつ新制国立大学として発足しました。その後60年余の年月を経る間に、教養学部、教育学部、経済学部、理学部、工学部という5学部体制に拡充してきました。
理工系分野に関する教育組織として、学部では「理学部」、「工学部」、大学院では「大学院理工学研究科」を設置しています。
2014年度:( )内は女性で内数
- 教員数:理学部 70(3)名、工学部 130(11)名
- 学生数:理学部 913(255)名、工学部 2,053(207)名、博士前期課程 749(94)名、博士後期課程 175(52)名
- 職員数:事務職員 22(7)名
理工系分野・部門の紹介
理学部
理学部には、数学、物理学、基礎化学、分子生物学、生体制御学の5学科があります。これらのうち、数学科では、微分積分学や線形代数学(行列と行列式)等の問題に取組むことで、論理的思考の理解を、物理学科では、自然界の基本法則の解明と、それによる自然現象の理解を、基礎化学科では、さまざまな物質の反応性や性質、構成分子や分子の構造を調べることで、化学を理解することを、分子生物学科では、分子レベルでの生命のしくみと現象の理解を、生体制御学科では制御システムとして生命の理解をそれぞれ目指しています。理学は私たちを取り巻く自然現象の根底にある心理や原理を探求する学問です。それぞれの分野における基本的知識や技術の上に、論理的に、また抽象的に考えることのできる思考力、課題を探求・解決する能力、またそれらを発表し討論する力の養成に努めています。
工学部
工学とは私たちの生活の向上に役立つ技術を研究・開発する学問です。現在の豊かな社会を維持・発展していくために果たす工学の役割は、決して小さくありません。工学部には、機械工学科、電気電子システム工学科、情報システム工学科、応用化学科、機能材料工学科、建設工学科、環境共生学科の7学科があります。教育プログラムは高校で習った数学と理科が基本になっています。正確な知識の基づく理論的な考え方が大切です。立派な建物を建てるためにはしっかりとした基礎が必要なように、優れた技術者・研究者となるためには、自然科学はもとより人文・社会科学を広く学ばなければなりません。それぞれの分野の専門知識を学び、自分で課題を見つけ出し、解決する能力を養成しています。
大学院理工学研究科
理工学研究科は、教員組織としての研究部と、教育組織としての教育部とから構成されています。教員は、研究部の生命科学、物質科学、数理電子情報、人間支援・生産科学、環境科学・社会基盤、連携先端重点研究、戦略的研究の7部門のどれかに属して専門分野の研究を行っています。また、教育部の博士後期課程理工学専攻の6コースのいずれか、及び博士前期課程の6専攻13コースにいずれかの教育研究指導を行うと同時に、理学部又は工学部の授業を担当しています。研究にとって重要な確固とした専門基礎教育を受けた上で、専門分野の研究や理工融合の学際的研究にも取り組める体制となっています。
理工学研究科は、独立行政法人理化学研究所と初めて連携した特徴ある大学院として平成元年に発足し、現在では、独立行政法人産業技術総合研究所、埼玉県立がんセンター臨床腫瘍研究所から連携教員を迎えるとともに、自治医科大学大学院医学研究科も連携先に加え、高度の教育研究活動を行い、先端研究を推進しています。また、国際化にも注力しており、英語で講義・研究指導を行う環境社会基盤開発コース(博士前期課程)や環境科学・社会基盤国際プログラム(博士後期課程)を設け、多くの留学生を受け入れています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
埼玉大学の理工系分野(理学部、工学部、大学院理工学研究科)では、現在、15%の女子学生が、学び、研究しています。特に、化学や生命科学は、23~45%を占めています。
平成22年12月に行った、埼玉大学男女共同参画宣言では、「男女共同参画の精神に則り、教育・研究・就学の場を創出するとともに、制度や慣行など必要な見直しに努め」、「学生・教職員が男女共同参画に関する意識を高めるよう努め」ることを謳っており、その実現のため、様々な取組みを行っています。
埼玉大学は、多くの女子高校生や女子学生の方々が、理工系分野についてより身近に感じ、興味を持っていただき、将来、理工系分野を職業としていくことにチャレンジしていただけるよう期待しています。