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日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
Nippon Boehringer Ingelheim Co ., Ltd.
- 〒141-0032
東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower -
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
組織概要
ベーリンガーインゲルハイムは、1885年にドイツのインゲルハイムで創業した、研究開発主導型の製薬会社です。ヒト用医療用医薬品だけでなく、動物用医薬品を開発・販売しています。世界に26の研究開発拠点と180の関連会社を持ち、グローバル製薬企業のうち、リーディンカンパニーの一つとして数えられています。最大の特徴は、株式を公開しない独立した企業であること。これにより長期的な視野に立った研究開発や事業戦略に投資をすることが可能となります。
日本においても、1961年の設立以来、日本の人々と動物の健康の向上に貢献してきました。そして、日本で活動する外資系製薬会社の中では、研究所(神戸医薬研究所)と生産工場(ベーリンガーインゲルハイム製薬/山形)を保有する、唯一の外資系製薬会社であることが特色です。
理工系分野・部門の紹介
ベーリンガーインゲルハイムは、研究開発主導型の製薬会社として世界トップクラスのポジションを長年維持しています。日本でも研究者だけでなくMR営業や製品マーケティングなど多くの部門で理工系分野出身の社員が活躍しています。
また日本では、アカデミアの研究支援にも積極的に取り組んでいます。「ベルツ賞」は、毎年特定の医学の分野に関する学術論文の募集を行い、賞を授与することを通じて医学分野の発展に寄与する研究を重視した医学賞です。数多くの日本の医学賞の中でも、最も権威あるものの一つとして認められています。「イノベーション・プライズ」は、革新的な創薬に取り組む研究者・起業家やスタートアップ企業の挑戦と献身を毎年表彰し、アイデアの実現・事業化、シーズの育成を支援しています。
グローバルでは、1983年のベーリンガーインゲルハイム・ファンド (BIF)設立以来、学術機関でのバイオ医薬品の基礎研究への継続助成を行い、世界の若手科学者を支援しています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
日本ベーリンガーインゲルハイムでは、MRの「女性活躍推進プロジェクト」を展開し、女性のキャリアプランをサポートしています。また、営業職女性の離職率の高さを解決するために2014年にスタートした異業種変革プロジェクト「新世代エイジョカレッジ」に参加し、2021年度ファイナリストに選ばれるなど、女性が活躍できる職場環境作りを着実に進めています。現在、日本の女性役員の比率は40%を占め、社員の国籍は19カ国と、多様性を重視した企業風土が魅力です。
このような企業カルチャーを支えるのは、ベーリンガーインゲルハイム本社が掲げる「会社を支えているのは社員である」という企業理念です。
リコチャレ活動報告
「希少疾患の未来を共に考え、共に創る -RDD×SD4G- リコチャレ2022」を開催
日本ベーリンガーインゲルハイムは、日本でRDD(Rare Disease Day)を展開するNPO法人ASrid様と協力し、2022年5月28日に神戸研究所にて希少・難治性疾患の未来を考えるイベントを開催しました。神戸市などの高校生12名と教員3名を招待して、「知る・感じる・楽しむ」をコンセプトに、ラボツアーからスタート。薬物動態の評価・研究や溶出試験の様子を見学し、日本で得られたデータが直接本社ドイツへ送られることを伝えると、高校生からは驚きの声が上がりました。指定難病の全身性強皮症を疑似体験するセクションでは、手袋をはめて皮膚硬化による細かい作業のしづらさを、さらにストローをくわえて呼吸の苦しさを体験。ボタンのついたシャツを着る、絆創膏を張るなどに挑戦し、「長時間続けると苦しくなる」といった率直な感想も。その後、高校生たちからは「スタンプ式絆創膏」や「自動で靴紐が結べる靴」などの新しいアイデアが挙がり、希少疾患への理解が深まりました。