「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- 物質・材料研究機構(NIMS)
- National Institute for Materials Science
- 〒 305-0047
- 茨城県つくば市千現1-2-1
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物質・材料研究機構
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NIMSの男女共同参画活動の取組みについて
組織概要
物質・材料研究機構では、「明日を創る材料研究」をテーマに、物質・材料に関する様々な基礎研究、基盤研究を行っています。主な研究は、新物質・新材料の合成・製造、材料の性能向上、理論的アプローチによる新機能探索・材料設計法の研究、新しい計測解析法の開発などです。
研究者・技術者・学生を含めた研究者数は1000人強、そのうちの20%以上が女性です。
年度 |
総研究者数(うち女性) ポスドク・研究業務員・学生含む |
常勤研究者数 (うち女性) |
---|---|---|
22 | 1,072(240) | 413(30) |
23 | 1,042(224) | 404(29) |
24 | 1,065(261) | 400(28) |
25 | 1,083(276) | 396(30) |
理工系分野・部門の紹介
当機構では、重点研究開発領域として、 「環境・エネルギー・資源材料領域」「ナノスケール材料領域」「先端的共通技術領域」 を設け、セラミックス、金属、有機・高分子材料の物理的、化学的、電気的、機械的性質等について幅広い研究を行っています。
例えば、機能性ガラス、スーパーダイヤ、光学単結晶、高分子性酸化物、超分子、ナノデバイス、ナノバイオマテリアル、ナノ電子工学材料、 構造材料、生体材料、半導体、超伝導材料、磁性材料、センサー材料、光触媒、燃料電池材料などなど、 ここには書ききれないほどのたくさんの材料について、最先端の実験装置を駆使した実験や、スーパーコンピュータを利用したシミュレーションなどを 組み合わせて研究を行っています。
研究結果は広く世界に公表し、また必要な成果については知的財産として登録しています。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
当機構で扱う研究内容は幅広く、物理、化学、材料工学など様々な分野から研究者が集まっています。最近は生体材料にも力を入れているため、これまではほとんどいなかった生物系の研究者も増えています。研究所内には最先端の装置が並び、世界的に見てもトップレベルの研究環境が整っています。 当機構は、平成19年度に「世界トップレベル研究拠点」の一つに選ばれ、様々な国の優秀な研究者、ポストドク研究員が集まってナノテクノロジーの研究を行っています(国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)と呼びます)。もちろん、様々な国の研究者と密接な交流もあります。
国内外の大学との交流も密接です。カレル大学(チェコ)など外国の大学19校、筑波大学など国内の大学33校とは、当機構内に連携(連係)大学院の協定を締結し、多くの大学院生を受け入れています。大学院生は当機構の研究員の指導の下に学位取得を目指して最先端の研究に励んでいますが、当機構は、連携大学院生の受け入れにおいては、NIMSジュニア研究員などの制度を設けて積極的に支援しています。皆様もこのような研究活動に参加してみませんか?是非、当機構のホームページをご覧下さい。また、企業との共同研究も積極的に行っています。なかでも、トヨタ自動車(株)、サンゴバン社(仏)とは研究センターを設立し、密接な共同研究を行っています。
女性研究者の数も増えてきています。家事や育児など女性の負担が重くなりがちな社会活動と研究とを両立させ、優れた成果をあげています。女性研究者同士が情報を交換し合い、お互い励まし合ってがんばっています。また、男性研究者も積極的に育児に参加するようになっています。
当機構は、育児や介護と仕事が両立できるように意識改革を進め、様々な支援制度、休暇制度等を整備しています。また、フレックスタイム制、裁量労働制、部分在宅勤務など多様な勤務制度を設け、働き方を選べるようになっています。これらの取組の結果、平成21年5月、当機構は仕事と子育ての両立支援に積極的に取組んでいる事業主(子育てサポート事業主)として、厚生労働大臣の認定を受け、次世代育成支援認定マーク「くるみん」の使用を認められました。