「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
- Research Institute for Humanity and Nature
- 京都市北区上賀茂本山457番地4
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人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
組織概要
総合地球環境学研究所(地球研)は、地球環境学の総合的研究を行う大学共同利用機関のひとつとして2001年に創設され、人間文化研究機構に属しています。研究者は100名程度、事務系職員を含めると200名程度の組織です。
地球研のミッションは、「地球環境問題の根源は、人間文化の問題にある」という認識に基づき、地球環境問題の解決に役立てる総合的研究を行うことにあります。地域的な特性や歴史的な経緯も考慮しながら、自然科学・人文科学・社会科学をまたぐ学際的な研究に加え、社会とも連携して、人と自然のあるべき姿を模索する課題解決志向型の研究を進めています。
理工系分野・部門の紹介
地球研では、既存の学問分野や領域で研究活動を区分せず、「プログラム-プロジェクト制」によって総合的な研究の展開を図っています。
他の研究機関と比べてユニークな点は、半数を占める気候・気象学、水文学、生態学、農学・水産学、情報科学の分野の研究者が、常に経済学、社会学、政治学など人間の活動やあり方を対象とする研究者と議論しながら総合的な観点から環境問題に取り組んでいることです。
- 【実践プログラム1:環境変動に対処しうる社会への転換】
- 人間活動に起因する環境変動(地球温暖化、大気汚染などを含む)と自然災害に柔軟に対処しうる社会への転換をはかるため、具体的なオプションを提案します。
- 【実践プログラム2:多様な資源の公正な利用と管理】
- 水資源・生態資源を含む多様な資源の公正な利用と最適な管理、賢明なガバナンスを実現するため、資源の生産・流通・消費にかかわる多様なステークホルダー(利害関係者)に対して、トレードオフを踏まえた多面的なオプションを提案します。
- 【実践プログラム3:豊かさの向上を実現する生活圏の構築】
- 都市や農山漁村からなる生活圏における居住環境の改善と生活圏相互の連関を通じた豊かさの向上を実現するために、行政及び住民と共に、実現可能な選択肢を提案します。
- 【コアプログラム:地球研のミッションを踏まえ、継続的に必要とされる研究を推進するプログラムです。】
- 【研究基盤国際センター】
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◇計測・分析部門
実験施設や機器の利用を促進し、異分野研究者の協働と統合による共同研究を推進しています。地球研の研究プロジェクトや国内外の大学・研究機関等との情報交換や共同研究を通じて得られた情報の有効利用、研究シーズの開発、最新の分析技術の開発や普及、同位体環境学共同研究事業、同位体講習会等を実施しています。 -
◇情報基盤部門
地球環境学に係るデータ、史資料などの情報の収集・蓄積と利活用を進めるための地球環境学の情報拠点を構築し、地球研の活動を推進しています。情報資源を活用した、解析手法や新たな研究シーズ発見のための研究開発を進めるとともに、人間文化研究機構の研究資源高度連携事業など、情報資源を通じた全国の大学・研究機関との共同利用の高度化を図っています。