「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介
- 一般社団法人 情報処理学会
- Information Processing Society of Japan
- 〒101-0062
- 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F
- 一般社団法人 情報処理学会
組織概要
本会は、1960年に設立された情報処理という非常に幅広い分野をカバーする、情報処理分野における日本最大の学会です。
「コンピュータとコミュニケーション」を中心に、知識処理、セキュリティ、ハイパフォーマンスコンピューティングなど、情報処理に関係する学問・技術の進展を図り、それらの普及活動を行うことで、学術や文化、産業の発展に貢献しています。
会員は、約2万人。情報処理を専攻する学生から、大学・企業の研究者や技術者、情報機器のユーザーのほか、一般のコンピュータに関心のある人々まで、さまざまな方が参加しています。
理工系分野・部門の紹介
情報処理を一言でいうと、「コンピュータを活用してデータを処理すること」です(普通教科「情報」より)。 スマートフォンやインターネットの日常的な使用に垣間見られるように、「情報処理技術」は、人々の生活の隅々にまで浸透しています。最近よく耳にする、人工知能やビッグデータ、IoTなども情報処理のいち分野です。
今後は、情報処理技術を基盤とした生活様式が構成されることで、その昔、文字の発明が新しい文化を創りだしていったのと同じように、情報処理技術によって新しい文化が花開き、私たちの生活の方向や価値に多大な影響を与えるようになると考えています。
そうして考えると、女性の視点を必要とする活躍の場が、この「情報処理」という分野にたくさんあることに気づいていただけるのではないでしょうか。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
みなさんは今、目の前の問題を解決するためにどんなことができますか? どんな方法、どんな道具で解決しますか?
情報処理技術を学ぶことで、今までよりたくさんの問題を解決することができるようになるでしょう。たくさんの道具や材料も使えるようになります。例えば、コンピューター・プログラミング、アルゴリズム、3Dプリント、精密切削、マイコン制御、ロボット……。これに加えてたくさんの方法論も学ぶことができます。
計算機科学者シーモア・パパートは「心の成長における最も重要なステップとして、単に新しい技能を身につけるステップだけでなく、すでに知っていることを使うための新しい管理方法を身に付けるステップがある(マービン・ミンスキー『心の社会』より)」と主張しました。つまり、使える手法や道具が増えるだけではなくて、その道具を含めたものごとのやり方、捉え方そのものを発見することができると言えます。
情報処理分野では新しい価値をもったプロダクト生み出し、未来の問題解決を図っていくために試行錯誤しています。現在、女性のIT技術者の数は多くない状況ですが、これからは女性の視点が必要だと言われています。新しい視点でものごとを捉えることが必要とされています。みなさんも情報処理分野で学んでみませんか?
情報処理学会では学会やイベントを通して、最新のIT技術に触れる機会の提供と女性IT技術者がどういう仕事をしているのか紹介していきたいと考えています。ウェブサイトやSNSを通じて取り組みを配信していきますので、ぜひ気軽にご参加ください。また、情報処理学会のジュニア会員になると情報処理学会の月刊誌「情報処理」がオンラインで無料閲覧できたり、好きな研究会へ参加できたり、学生会員価格でイベントに参加できたりします。詳しくはこちらをご覧ください。