「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- 一般社団法人 日本生態学会
- The Ecological Society of Japan
- 一般社団法人 日本生態学会事務局:
- 〒603-8148
- 京都市北区小山西花池町1-8
- TEL・FAX: 075-384-0250
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一般社団法人 日本生態学会
組織概要
日本生態学会は生物学の一分野である生態学に関する研究を推進するために1953年に設立された学会です。会員は、大学や研究機関の研究者をはじめ高校の先生など関連する職業人や学生からなり、約4200人の会員の23% (約950人) が女性です。また、全会員数の4分の1が学生会員(約1100名)で、そのうち女子学生の割合は35% (約400名)と若い女性が多い活気に満ちた学会です。英語の専門誌 Ecological Research、および和文誌「日本生態学会誌」、「保全生態学研究」の刊行および年1回の大会を開催し、研究や学会における発表等の活動をしています。また、公開後援会など生態学に関連した社会貢献活動にも力をいれています。
理工系分野・部門の紹介
生態学の研究分野は、植物生態学、動物生態・行動学、菌類・微生物の生態学、進化学、生態系生態学など多岐にわたりますが、生態学とは、生物と環境との関係、あるいは生物間相互作用によって成り立つ自然のメカニズムについて、様々なスケール(DNA・細胞から生態系・景観まで)で、様々な手法(野外調査や操作実験、物理・化学的手法、分子生物学的手法、数理モデルや統計学、リモートセンシング技術など)を用いて解き明かす学問分野です。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
近年、生態学は、自然保護や環境保全、生物多様性や気候変動などの社会問題への対応策・解決策を導き出すための重要な役割を担っています。日本生態学会は、これまでにも国内に残された貴重な自然の保護や再生、生物多様性の保全に関する提言や要望書を積極的に発信し、社会に働きかけてきました。21世紀は環境の世紀と言われています。生態学の知識や考え方は、自然と調和した持続可能な社会を構築する上でもとても大切です。研究者を目指す人、社会で環境に関わる仕事に就きたい人、単に生きものが好きという人も、ぜひ生態学を学んでみてください。きっと自然を観る目や人生観が変わることでしょう。
リコチャレ応援イベント
毎年、「女子中高校生夏の学校~科学者・技術者のたまごたちへ~」(協賛)で、水辺の生態系や身近な生きものを観察する野外実習を開講しています。また生態学の社会への普及活動の一環として、年大会時に中高校生ポスター発表会「みんなのジュニア生態学」を開催しています。毎年30件程の発表があり、生態学の専門家や学生と中高生との交流が活発におこなわれています。
詳しくは生態学会のホームページ(http://www.esj.ne.jp/meeting/index.html )をご覧ください。