「リコチャレ応援団体」
「理工系女子応援ネットワーク」の紹介

- (社)日本物理学会
- The Physical Society of Japan
- 東京都文京区湯島2-31-22 湯島アーバンビル8階
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(社)日本物理学会
組織概要
日本物理学会は1877年に発足し、現在の会員数は約18,000名です。約57%が大学・公的研究機関、15%が民間企業所属の正会員、14%が学生会員で、女性会員は全体の約6%です。学会は、英文論文誌「Journal of the Physical Society of Japan」(月刊)、「Progress of Theoretical and Experimental Physics」(月刊)、「日本物理学会誌」(月刊)、「大学の物理教育」誌(年3回刊)他を刊行し、また年2回大会を開催して、物理学の研究と教育の発展に努めています。さらに、欧米に並ぶ学問拠点として世界の物理研究に大きな影響を与えつつ、近年は急速な発展を遂げているアジア諸国に向けても、国際的な活動を展開しております。
理工系分野・部門の紹介
物理学は、自然界の現象について普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を理解することを目的とする学問です。数学との親和性が強いと考えられていますが、これまでのDNAのX線構造決定、高温超伝導体の発見、量子エレクトロニクス・スピトロニクス工学、地震の発生、火山噴火のメカニズム解明などの研究をみても、生物、化学、工学、地学など広い学問分野にまたがっており、様々な分野の方々が活躍しております。5000人を超える会員が参加する年2回の学会、市民講座、楽しい理科教室など、研究・教育活動の他に、施策としての「科学技術人材のキャリア多様化支援事業」にも取り組み、若手人材養成とともに、物理学の力がより多様な分野で発揮できるよう、自ら21世紀の新しい物理学のあり方も探求しております。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
子供の頃、自然界の不思議な現象に「なぜそのようになるの?」と周囲の大人に尋ねた思い出は、誰にもあると思います。物理を勉強すると、その答えが返ってきて、人智を超えた自然との対話に魅せられること必至です。物理学をはじめとする科学研究の世界に男女の差はありません。物理学会の女性の学生会員も、女性だから就職に困るということは全くなく、大学卒業後、教育・研究機関、民間企業などで、物理で学んだ論理的な思考能力を生かして活躍しています。
リコチャレ応援イベント
毎年、春の物理学会でジュニアセッションが企画されております。高等学校および高等専門学校生(中学生も可能)が、日頃の活動や研究成果を発表し、その中で第一線の物理学者と触れ合うことができます。また、春は「関西ジュニア科学塾」、夏は「女子高校生夏の学校~科学・技術者のたまごたちへ」に参画し、企画、実験を担当しています。