第4節 女性の人権を尊重した表現の推進のためのメディアの取組への支援等

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第4節 女性の人権を尊重した表現の推進のためのメディアの取組への支援等

内閣府では,メディア業界が自主的に行っている女性の人権を尊重した表現の推進のための取組を継続,拡大するよう働きかけている。また,女性や子供の人権を侵害するような違法・有害な情報への実効ある対策を充実させていくとともに,特に,インターネット上の情報の取扱いについては,若年層も含めて広く啓発を行っている。

また,青少年インターネット環境整備基本計画(第4次)等に基づき,関係省庁や民間団体等と連携して,青少年のインターネット利用環境整備のための施策を総合的かつ効果的に推進している。また,地域における有害環境の浄化活動に関する取組を促進している(第8章第9節参照)。

総務省では,子供の健全な育成とメディアの健全な利用の促進に資するメディア・リテラシー(メディアからの情報を主体的に読み解き,自ら発信する能力)について放送,インターネット,携帯電話等の状況に照らしメディア・リテラシーの育成・向上に資する取組を行っている。さらに,専門家からのヒアリングを通じて,インターネットに係る実際に起きた最新のトラブル事例を踏まえ,その予防法等をまとめた「インターネットトラブル事例集」18を平成21(2009)年度より毎年更新・作成して公表し,普及を図っている。また,青少年のインターネット・リテラシーを可視化する取組を行い,リテラシー向上施策の推進に努めている。

文部科学省では,インターネット上のマナーや家庭でのルール作りの重要性を保護者等に対して周知するための学習・参加型のシンポジウムの開催や児童生徒向けの啓発資料の作成・配布等を実施した。

経済産業省では,関係者と連携して,フィルタリング等に関する情報提供・普及啓発活動を通じて,保護者や青少年のインターネットを適切に活用する能力の向上を促進している。

18総務省 インターネットトラブル事例集 http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/kyouiku_joho-ka/jireishu.html