第2章 就業分野における男女共同参画

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第2章 就業分野における男女共同参画

本章のポイント


第1節 就業をめぐる状況

  • 15~64歳の就業率は,近年男女とも上昇していたが,令和2(2020)年は低下。
  • 女性の年齢階級別労働力率は,以前はM字カーブを描いていたが,グラフの形はM字型から欧米先進諸国で見られるような台形に近づきつつある。
  • 令和2(2020)年の女性の非正規雇用労働者の割合は54.4%で,前年に比べて低下。
  • 令和2(2020)年の女性の就業希望者は198万人であり,求職していない理由で最も多いのは「適当な仕事がありそうにない」で33.2%。
  • 令和2(2020)年の給与の男女間格差は,男性一般労働者の給与水準を100とすると,女性一般労働者の給与水準は74.3。

第2節 企業における女性の参画

  • 令和2(2020)年における役職者に占める女性の割合は,係長級21.3%,課長級11.5%,部長級8.5%と,上位の役職ほど女性の割合が低い。
  • 令和2(2020)年の上場企業の役員に占める女性の割合は6.2%19で,前年比1.0%ポイント増加。
  • 令和2(2020)年における管理的職業従事者に占める女性の割合は13.3%であり,諸外国と比べて低い水準となっている。

19役員として取締役,監査役及び執行役を対象に算出。第5次男女共同参画基本計画においては,東証一部上場企業の取締役,監査役,執行役,執行役員又はそれに準じる役職者に占める女性の割合を新たな目標として設定。