第2節 研究分野における男女共同参画

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第2節 研究分野における男女共同参画

(女性研究者の割合)

我が国における研究者に占める女性の割合は,緩やかな上昇傾向にあるが,平成31(2019)年3月31日現在で16.6%にとどまっており,諸外国と比べて低い(I-4-7,8図)。

I-4-7図 女性研究者数及び研究者に占める女性の割合の推移別ウインドウで開きます
I-4-7図 女性研究者数及び研究者に占める女性の割合の推移

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I-4-8図 研究者に占める女性の割合の国際比較別ウインドウで開きます
I-4-8図 研究者に占める女性の割合の国際比較

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研究者に占める女性の割合を所属機関別に諸外国と比較すると,我が国は企業・非営利団体,公的機関及び大学等のいずれにおいても,女性の割合が低く,特に企業・非営利団体で低い(10.1%)ことが分かる(I-4-9図)。

I-4-9図 所属機関別研究者に占める女性の割合(国際比較)別ウインドウで開きます
I-4-9図 所属機関別研究者に占める女性の割合(国際比較)

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(女性研究者の専門分野)

専門分野別に大学等の研究本務者に占める女性の割合を見ると,平成31(2019)年は,薬学・看護等の分野では女性が半数以上を占める一方,工学分野は11.5%,理学分野は14.7%にとどまっている(I-4-10図)。

I-4-10図 専門分野別に見た大学等の研究本務者の男女別割合(平成31(2019)年)別ウインドウで開きます
I-4-10図 専門分野別に見た大学等の研究本務者の男女別割合(平成31(2019)年)

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平成31(2019)年時点の研究者数は,大学等に約29万人,企業に約56万人と,合わせて約85万人となっている。専門別の研究者数が最も多いのは工学であり,大学等に約4万3千人,企業に約38万4千人の約42万7千人おり,研究者の大多数を占めている。また,次いで多いのは理学で約16万7千人となっている。一方で,女性研究者の割合は,工学で6.5%(大学等11.5%,企業5.9%),理学で15.0%(大学等14.7%,企業15.1%)であり,研究者としての需要が非常に高い工学,理学分野において,女性の割合が特に少ないことが分かる(I-4-11図)。

I-4-11図 専門分野別研究者数(平成31(2019)年)別ウインドウで開きます
I-4-11図 専門分野別研究者数(平成31(2019)年)

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